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"一番お気に入りの服"で面接へ

2022年に大学に入学をした私はそろそろ就活を意識する時期にある。昨年休学をしていたため卒業も周りより半年ずれおり、個人的にはのんびり進めているものの、知り合いたちが就活のために髪色を暗くしていたり、就活のためのES作成や説明会、インターンに行く話をよく耳にする。

数日前、インターンの面接に行ってきた。この会社は数年前から目をつけていた好きな会社であり、ずっと関われるチャンスを探していた会社であった。書類選考、オンライン面接が終わり、最後の本社の対面での面接の際には「服装に特に指定はないので、一番お気に入りの服で来てください」と伝えられた。
ファッションやデザインの会社ではなく、ディベロッパー系の会社でありながら、「服装自由」ではなく「一番お気に入りの服」という言葉を使うところが好きなだなと感じた。

当日、私は肩に入っているタトゥーの見える袖が短めのブラウスで面接に向かった。面接の段階で隠せるタトゥーがあえて見える服装を選んだのは、タトゥーや髪色、服装などの特異性を気にしない環境で働きたいと思うからである。もし仮に、合格した後に「タトゥーだめなので長袖で出勤してください」と言われたら、複雑な気持ちになる。

仕事さがしはきっとマッチングのようなもの。接客を好む人とオフィスワークを好む人がいるように、リクルートスーツを好む人もいれば、私服を好む人もいる。性的指向を職場で明かしたい人もいればそうでない人もいて。子育てや介護を理由に仕事を減らしたい人もいればそうでない人もいる。
私は自分で好んで入れたタテューを長袖で隠して面接に行くのは、何か自分を隠しているような気持ちになる。だから、面接をしてもらう会社との相性を試すためにも、あえてタトゥーが見える服装で向かった。

結果、「タトゥー可愛いですね。僕も同じところに入ってます」と、面接をしてくれた方の腕にもタトゥーが入っていた。

無理して取り繕った環境で働くよりも、自分の姿をそのまま認めてくれる環境で働いていきたい。仕事やアルバイトは私の生活を豊かにするためにあって欲しいと思うからだ。

インターンに提出した履歴書の一部。一般的な履歴書のフォーマットでは提出せずインタビュー形式での履歴書を作成した。リスクになるかもだけれど、これを面白いと言ってもらえる環境が私の働きたい環境だと思ったので作成してみた。



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