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3歳長男と「語源予想ゲーム」してみたら斜め上をいく結論に大盛り上がりした話

「ヒグマの"ヒ" って、どういう意味?」

生き物大好き、生き物博士の3歳長男からこんな質問が出ました。

私は生き物には明るくないので、長男の質問にはほぼ答えられない。こんなふうに、名前に関わる質問になってしまうとからきしだよ🥳

そこで、最近しているのが「予想ゲーム」。

「うーん、ママもわからないなぁ。一緒に予想してみよう」

意識しているポイントは「予想だから、別に間違ってもいい」ということ。そして、根拠がなくてもとやかく言わない。が、根拠も言えたら、「理由も言えたね〜!」と一言添えること。

■私の予想

「緋色」の「ヒ」だと思う。
毛の色が他のクマよりも赤っぽく見えるのが由来かもしれない。
「緋色」は赤っぽい色だから、「火」にも通じる可能性がある。

■長男の予想①

「ヒ」には、「強い」という意味があるんじゃない?「強いクマ」という意味がある。

■パパの予想

「ツキノワグマ」は、体に月の輪っかの模様があることから名付けられた。
なので「ヒグマ」も、体の模様が「日」太陽のようになっていることに由来するのではないか。

パパの予想を聞いて、


■長男の予想②

「ツキノワグマ」が先にいて、あとから「ヒグマ」が見つかったんじゃない?「月」とセットになる、「日」と名付けたんだよ。

「シロサイ」と「クロサイ」と同じ発想でつけられた、とのこと。

※シロサイとクロサイは体の色で「白黒」とついたわけではなく、先に「シロサイ」がいて、そのあとシロサイと区別するために「クロサイ」と名付けられた

月とセットになる「日」という発想……詩的すぎてすごく気に入った……そして、元々持っていた「シロサイ」の知識から理由を考えられてて偉い(親バカ)


という感じで、みんなで予想を立ててから、じゃあ実際なぜ「ヒグマ」という名前なのか?を調べました。

■「ヒグマ」の名前の由来

元々は「シグマ」と呼ばれていたが、江戸時代くらいから「ヒグマ」に変化して、「ヒグマ」と呼ばれるようになった

………。

び、微妙……!😂
そして全員はずれ(こんなの当てられない)

「なんだ、つまんない」みたいな空気になるかと思いきや、長男本人は「なんで"シ"グマだったのか」をそのあともあれこれ考えて楽しんでいました。

この会話は自転車で移動してるとき(駐輪場w)のものだったので、帰宅してから腰を据えて調べてみると

このサイトがわかりやすいかも。

「シクマ」と呼ばれていたのは、漢字の「羆」を「四」と「熊」に分解して読んだことからである。

漢字の「羆」は、網で生け捕りにする熊を表した会意文字で、「四」と解釈されている部分は「網」を表している。

おもしろすぎません???!

「ひ」と「し」の音の混合は江戸っ子言葉にもあるからわりと私は馴染みあります(地元)

漢字の話が入ってくると3歳相手に説明するのは結構大変&一度途切れた話なので、今日のところはここまでにして、また折に触れて話してみてもおもしろいかなと思っています。

最近はしりとりもできるようになって、長男本人の思考の過程や、知識のつながりを知れる場面が増えてきて益々楽しいです。

親も子も日々学びだなぁ。
なぜなぜ?どうして?ラッシュを浴びている親御さん、心と時間の余裕があるときに是非やってみてください☺️💜

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