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4歳が熱を出したので、看病をした話

4歳の長男が熱を出した。

ぐったりして「ぐあいがわるい、むり、うごけない」というようなことを話す。「息が苦しい」というので、どのへんが苦しいの?と問うと答え、痛いところはないかと聞くと「ない」と言う。

家に着き、このまますぐ布団で寝る?と聞いたら「そうする」とのことで、自ら布団へと入って行った。

着替えさせ、飲み物を準備し、好物のリンゴを切って出した。しんどいのか、アイスノンに頭を乗せ、おとなしく横になっている。

リビングと寝室はまどなり。「リビングにいるから、なにかあったら呼んでね」と伝えると「わかった」と言って、長男は静かに目を閉じた。

…え?

こういう看病形態にいつのまになった…???

元気印の長男は滅多に熱を出さないと言うのもあるけれど、普段の寝かしつけは「パパ、ママ一緒じゃないと寝られない!!!」と両親巻き込み型の男である。

熱を出したとなれば、
抱っこしてないと泣いて泣いて仕方ないとか
ひたすら機嫌が悪くて泣いてるとか
くっついて離れなくて泣いてるとか

そういうのじゃ、もうないのか

というか、どこが痛いのか、なにが嫌なのか、症状を自分で言ってくれるのがシンプルにありがたいな…

自分を振り返っても、物心ついたころ、記憶のある範囲では「この」かたち。別室でふとんが敷いてあって、飲み物と薬が枕元に出されている。

ときおり様子を見にきて、おでこを触って熱を確認し

ご飯の時間になると、耳元で母が「はな、おうどんできたよ、食べられる?」と言い

療養のために必要な環境は提供され、あとは寝るだけという状態。

もうそうやって、1人で静かに休む年齢になったのか。

手が離れたなぁ。成長したなぁ。
ちょっと寂しいなぁ。

しかし、話しかけてもなにも言わず、ぐったり元気のない我が子というのはやはり嫌ですな。早く良くなってくれ。

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