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【詩】空だけ

君じゃなければ 誰でもいい

荒れた気持ちのままの街

君がいないなら 何もいらない

楽しそうな笑い声と 肩がぶつかる

避けきれない自分の苛立ちが

泡となって 空へ

思わず見上げたその空は

僕の気持ちとは裏腹に 今夜も綺麗

君以外に綺麗と思うものなんて

今は 空だけだ

今は それでいい

君はいないけど 僕は

それでも夜空を見上げた

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