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【列島考古学】A評価 京都芸術大学 アートライティングコース

京都芸術大学通信教育部 芸術学部芸術学科アートライティングコースで5年間の学びを終え、少しずつですがライターの仕事をしています。

今回、5年間の学びの中で「S評価」と「A評価」だったレポート全文を有料で公開してみようと思います!皆さんの学びや参考になれば嬉しいです。
※コピペ・著作権の侵害となる行為はご遠慮ください。

【列島考古学】 A評価 85点 
【設問1】
旧石器時代以来の「移動する生活」から、縄文時代以降の「定住する暮らし」に変化していく過程について、当時の環境変動との関りに留意しながら1600字(1440字)程度のレポートにまとめなさい。レポートでは縄文時代の定住化と日本列島以外の地域における定住化との差異についても触れる事。

 日本列島において、旧石器時代から縄文時代への移行は、自然環境の変化と人類の文化発展の両面に見られた歴史的画期と言う事ができる。約2万年前の旧石器時代の平均気温は今よりも5~7度ほど低かったと考えられており、陸は巨大な氷河に覆われていた。海面は現在より100mほど低かったため、日本列島は陸続きであった。旧石器時代の人々は食糧を求めて移動を

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