クリエーターが健康で長く仕事するための環境
前回記載しましたクリエーターの朝活についてさらに書かせていただきます。
会社を引き継いだばかりの頃(2005年)ご隠居(創業者・野澤)と取引先に挨拶回りに行きました。
↑ 2019年夏、筆者(2代目)と野澤(初代)佐渡島まで会いに行きました
名だたる代理店や映画販売会社を回りました。先代の影響力は大きく、会社のトップがぞろぞろ降りてきて、皆さん仕事は休止して野澤との会話に加わっていく。(確かにこの爺さんの話はいつでも聞きたい、実際佐渡まで行って話聞いてきてよかった)
その中にバリバリのデザイン会社がありました。某有名デパートのビジュアルも手掛ける、デザイナーなら就職したい大手クリエーター会社
会社の規模でいうと弊社なんて蚊トンボな存在であちらは大きい。
それなのに、先代はそのデザイン会社の社長に対し態度でかい(というか誰でも態度変えない)「ああ、すいません、うちの野澤が・・)
しかも、今思い出した。当時弊社は社内にデザイナーが不在なのでこちらにデザインをお願いした事もありました。
そこでの会話はほとんど忘れてしまいましたが、一つだけ覚えている事を話します。
「デザイナーなんていくらでも替えが効く」というお話
当時はこちらの会社には社内デザイナーも多く在籍してバリバリだし、本当にこの会社に憧れて志望者は後を絶たなかったみたい。
こちらの社長はそんなに悪意あっての発言でなく、実際、職業は需要と供給のバランスでいろんなことが変わっていく。
・デザイン
・美容師
・映画制作(テレビ制作)
これらに共通しているのは「志望者が多い」「ブラックだけどブラックとはあまり言わない」「給与安くなりがち」「人の入れ替りが多い」
昨今は一般企業や飲食産業が「ブラックブラック」と騒ぐが、上記職業の方がもっと強烈。映画産業なんてブラックを通りして「漆黒」
しかし、自分ではブラックとは言わない
これらの仕事は自分で望んで入った業界。ブラックでもブラックとはいわない。逆に望んで入っていない飲食・コンビニなどの仕事はちょっときついだけでブラックとなる。
先のデザイン会社は完全な「買い手」市場。デザイナーはすぐ心身を病んでリタイヤする、そして新しい志望者がやってくる。
それは会社は有利ですわ。当時の労働環境は分からないけど、大手だから朝は朝礼から始まり夜は終電あたりか終電すぎるかだと思う。
僕はこの状況は経済と経営の仕組みで仕方ないと思う。
人道的にまずい事はないと思う。クリエイティブ全般は「シャケの遡上」みたいに生き残った者勝ちという側面もあるから。
ただ、前回も書いたけど、クリエーターの夜型は本当に良くないと思う。
夜型の作業は「鬱になりがち」と書いたのですが、これ科学的にも証明されている話みたい。
クリエイティブとセロトニンの関係性
セロトニンとは、ストレスに対して効能のある脳内物質です。
感情や気分のコントロール、精神の安定に深く関わっています。 セロトニンが不足すると脳の機能の低下が見られたり、心のバランスを保つことが難しくなります。
セロトニン不足で一番やばいのが「鬱」
簡単にいうとストレス社会においてセロトニンを高く保つことが大事
セロトニンを高めるには「日光浴」が一番
すべてそうだとは言わないけど
旧態依然としたクリエイティブ会社は夜中まで作業して午前中は寝て午後出社というのがある。
これは朝日という一番おいしいセロトニンアップができない。
夜中作業続けることで鬱になり会社員やフリーランスがキャリアを失う話をよく聞く。
これってセロトニン不足が関係しているとみています。(専門家じゃないので個人的な経験則による感想)
人間ってよく出来ていて人類なんてまだ短い歴史なのだ。昔やっていた人間の生活習慣を守る事が大事で、本来の人間らしくない生活習慣を行うと調子悪くなるのだろう。
もちろん、仕事柄夜作業しなきゃいけない事もある、そんな方にもできる時に積極的に「朝散歩」とかしてセロトニンUPしてほしいです。
前にも書きましたが、弊社は夜型をやめ、朝早くから動くようにシフトしました。
みんなが健康になれればといつも願います。
個人的な問題発言しますが
「人類が睡眠剤・抗うつ剤・風邪薬とかも飲まなくなりますように!」
うっかり「風邪薬」も書きましたが、
皆さんは風邪薬飲みます?僕は飲みません。
風邪薬で風邪治ります?
風邪が治る薬を作ったらノーベル賞といわれるし
実際、お医者さんで風邪薬飲む人はまずいないですからね
株式会社汎企画 代表取締役 香月達行(48歳)
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