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売れてる作品は いい作品か?

パソコンが二度目の修理から戻ってきた。
7月の頭から続いた、家電あっちこっちマイッチング祭りも落ち着いてきたかしら。頼むよっ

※トップ画像はランチでいただいた激ウマきのこドリア。以下の内容と関係ありません。

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先週、元同僚と久しぶりに会った。
ランチからの二件目。
食べログやGoogleでもめっぽう高評価のカフェに入った。細い螺旋の外階段を上がった3階。アパートの一室みたいなナチュラルで素敵な店内である。

だけど・・・
好きなハズのレイアウトなのに、アガらない。ホスピタリティーも噛み合わない。愛想は求めないタイプだけど、否定されている気がしてしまう。メニューもランチはひとつ、スイーツも3つ、ドリンクも少ないが、少なさを上回る ” 痒さ ” がある。
ゆっくりできない。
率直に、居心地がわるい。

  
はぁ・・・やっぱりか。


ここ、実は3度目。
コロナ前に訪れたことがある。いつもブレない同じ感触。思わず苦笑いした。いまだ評判良いし私も店も成長したよきっと!と思ったのだが。


お店は悪くない。
相性が良くないだけなのだ。
おぃ、私よ。「だけなのだ」と、ホントに思ってる?

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「売れてる作品はいい作品ですか?」

10年以上前、幻冬舎の取締役 見城 徹 氏に若い人が質問した。
見城さんの答えは、

売れない作品にも、良い作品はある
売れている作品は、いい作品である  

売れている作品には、売れる要素が必ずある
内容が良い、時代に合っている、宣伝、カバーデザイン、コピー、帯文などが良い、影響力のある人が紹介した(運)、たまたま起こった事件やニュースと被ったなど、複合的か単体か、必ず何かが秀逸だから売れている。

ゆえに、たとえ内容が駄作であっても、「売れている作品は、いい作品」と言える。

正確ではないがそんなお話しだった。
見城さんらしい言いまわし。

読者や傍観者は、批判だけで満足しても良い。
けれども、発信者や売り手は、「何がポイントか」を分析するのは当然。読者分析。マーケティングであり、それがプロである。

見城さんに対する好き嫌いや批判は置いといて(正直好きになれない)、角川時代からヒット作を連発、平成も半ばに幻冬舎を立ち上げて出版社を一躍トップ群に伸し上げたのは、感覚や運や人づきあいだけではない。戦略がなければあり得ない。

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カフェのこと、
ひるがえって・・・考える。
相性が「よくないだけ」で済ます勿れ。
人気が絶えない理由はなんだ?
違和感はなにか。違和感の部分で人気の要素はあるか。自分との共通点はどこか、メニューの意図、お客さまの特性は?…いろいろ。そこに自分の勝算のヒントが詰まっているはず。感情でしかない感情は別にしておく。

そうよ、わたし。
コロナ前はただのお客さんだったけれど、いまは、同業のカフェを立ち上げようとしているのだもの。ブーブーを観察と分析に換えるのだ!

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