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ショート動画に挑戦する

振り返れば、私がYouTubeに動画を上げるようになって、もう随分経ちました。皆様のおかげで、「広瀬哲哉LIVE・イベントチャンネル」と「WEB番組ハモニカフェ専用チャンネル」の両方に多くのご登録をいただき、YouTuberのようには行かないものの、毎月の広告料を頂いております。
また、オンラインレッスンはコロナ禍を通じ自分の本業として確立でき、これもYouTube動画がきっかけのご連絡がほとんどですので、嬉しい限りです。

「ベンドという技術の紹介動画」が18万回再生を超え、基礎的な技術紹介のシリーズで8万回再生、ネット番組ハモニカフェで3万回再生と、それぞれに今後が楽しみな再生状況となってまいりました。

そんな中、最近になりYouTube側から(おそらくはライバルのTikTok対策として)「ショート動画」を制作するよう、さかんに勧めて来るようになり、遅ればせながら自分でもやってみる事にしました。

最初は、物は試しという事で、かつての「南国フィジーでハーモニカを吹いた時」の動画の一部を再編集して、まず最初にショートでアップしてみたところ、出だしは高回転して良かったのですが、すぐにボチボチの反応におさまってしまいました。

ここは気合をいれて「ショート動画ならではのもの」を作ろうと決意も新たにするものの、60秒以下の動画となると私には新世界で、なかなかうまく行きません。
そんな時ちょうどかみさんから、すごく面白い「ショート動画らしいアイデア」も出たので、ある程度体調も整って来たのもありチャレンジしてみました。

コンセプトとしては、ハーモニカをアップで映しておき、後ろから重なりながら、遠くから人間が必死に走って来る事で、徐々に大きく見えるようになり、改めてハーモニカの小ささを感じてもらうという狙いでした。かみさんのイメージはオロナミンCの「ファイトォー!!イッ、パァーツゥ!!」というやつだそうです。

海や山は家から目と鼻の先なのでよく行くのですが、長い自粛生活と身体がまだ本調子でないのもあって、本気で走るとすぐ息が上がってしまい、撮影は過酷なものとなりました。やはり身体が治り次第、基礎体力作りから始めなければならなそうだと思い知らされますね。
ただ、かみさんからは「体力づくりのためには毎日やるくらいで丁度いい」とのお言葉を頂戴いたしましたので、今後もこのシリーズは続く事になりそうです。

さて、このシンプルなアイデアを映像にするのは、やってみると意外なほど問題だらけだという事が解りました。

最初のテスト版がこちら

ショート動画は縦画面なので、スマホでの撮影は決定事項なのですが、野外で撮影するとどうしても強い海風で平たいスマホが揺れてしまいます。
さらに、野外はどこもハーモニカを置く台が見つからず、いざとなるとハーモニカは都合よくは立ってはくれずで、風で倒れたり、テープ止めで対応しても「ビローン」とテープの垂れ下がり映ってしまいと、失敗続きでした。
当然、最後の立たせる場面も上手くは行かず、砂場に差し込む方法で無理やり立たせたのですが、インスタに上げたのテスト版では、海外のフォロワーの方から「Try to never get sand in your harmonica / 砂がハーモニカに入らないように注意(笑)」とまで書かれてしまいました。

これでは人がハーモニカに隠れている感覚も少なく、遠くから走って来るという面白さもありませんでした。まぁ、60秒以下というショート動画の制約もあるので、実際問題あまり長くも走れませんが。

さて、そこで秘密兵器が登場します。この撮影には「専用の固定具」が必要でした。
それがこちらです。

もちろんかみさんの制作になります。なかなかのスグレモノで、スマホをしっかりと固定するのはもちろんの事、それぞれが回転や角度も付けられるので、このハーモニカをアップで撮影するシリーズの為にあるような便利さです。
ただ難点は、たまたまスマホの固定場所がスイッチと重なり、何度かに一度「緊急SOSモードになってしまう」という事です。まぁ、こちらはスマホ上の問題なのですが。

かみさんには、またこの制作で手間を取らせた分、必ず回る動画に成長させなければならないので、お時間がありましたら、どなた様もぜひ再生にご協力下さいませ。
こちらもショート版で再編集したものです。

「自分のスマホで、ハーモニカをイケメンに撮ろう!」という企画なのですが、なかなかに評判が良い企画です。
これは僕とかみさんで制作しYouTubeで公開している「ハモニカフェ・ビギナーズ」というハーモニカ番組の、場面が変わるときに差し込む「ブリッジ」と呼ばれる映像で使っていたものを再編集したものです。
最近のスマホは本当によく出来ているので、僕自身、想像以上に上手く撮れて驚きました。
不器用な方にもオススメですので、ぜひ私の動画をヒントにしていただき、どなたさまもハーモニカとスマホを使った自分だけの動画撮影をお楽しみ下さいませ。