失われつつあるふるさとの光景
あさイチの浜松特集で私の出演が実現したのは2つの奇跡が重なったからだ。備忘録として記載しておこう。
1.Twitterがバズった。
2.ディレクターに偶然出会った。
湖西市の成人式が直前に中止になったことで困惑している若者がいるだろうと思い、晴れ着のキャンセルができず写真館の予約もできない人を対象に無償で撮影しますとツイートしたら、8,000以上のいいね(インプレッションで1,000,000)がついた。日本テレビの2番組からも取材のメールが入り、テレビでもツイートが紹介された。
2.ディレクターに偶然出会った。
バズったTwitterを見たNHKのディレクターが、私のホームページを見て中田島砂丘の存在を知りロケハンに訪れたところ、砂丘入り口で偶然私に出会った。ドラマだったら恋に発展するところだ。
この2つの偶然の重なりにより出演が実現した。今までテレビで紹介される中田島砂丘は、高度成長期に作られたキャッチコピーの日本三大砂丘のひとつ…とか、実際には上陸しないウミガメの産卵地…といった現状にそぐわない紹介をされてきた。今回の放映で、失われつつあるふるさとの光景と位置付けられたことは大いに意味があったと感じる。
これは、ディレクターに出会っただけでは実現しなかっただろう。無償撮影という砂丘とは全く関係ない行為によって、予め共感を得られていたからこそ私の視点が取り入れられたのだと思う。
点と点は結ばれる。今回の出来事も点となり、どこかの誰かの点と繋がって行くのだろう。
2月18日 みんなでシェア旅~静岡・浜松市~>>
砂丘フォトグラファー 浜松を代表する風景のひとつ、中田島砂丘消失の記録