フロントエンドエンジニアを目指す! JavaScript講座(2)変数
前回は、オブジェクトと命令について勉強しました。
フロントエンドエンジニアを目指す! JavaScript講座(1)オブジェクトと命令
https://note.com/hamasan918/n/nf0e6f2de3c36?creator_urlname=hamasan918
今回は、JavaScriptに限らず、いろいろなプログラム言語において使用される、「変数」についてです。
変数とは?
変数には、繰り返し使う値や、入れ替わる値、長いパスなどを入れます。
この変数ですが、メモリに記憶されます。
そのため、実行したプログラム内でのみ有効となります。
変数を、繰り返し使うもの、と言われてもイメージがしにくいですね。
なぜ、変数を使うのか、以下の例をご覧ください。
例)
変数を使用しない場合
document.write('0000-00-0000');
(コード100行)
document.write('0000-00-0000');
(コード100行)
document.write('0000-00-0000');
0000-00-0000に変更があった場合、すべて書き換えることになります。
「文字の全置換でできるでしょう」と思われるかもしれませんね。
しかし、0000-00-0000-11など、部分一致の文字列がある場合に、予期せぬ修正になる場合も……。
また、変更箇所の確認の手間が複数回かかります。
変数を使用する場合
var telNum = '00000-11-2222'
document.write(telNum);
(コード100行)
document.write(telNum);
(コード100行)
document.write(telNum);
telNumの値を書き換えるだけになるため、安全です。
確認も、telNumの一か所だけで済みます。
変数の定義方法
var 半角英数字大文字小文字の文字列 = 価
が、変数の定義方法です。
varはvariable、英語で変数を意味します。
var をつけることで、以降、変数を定義しますよ、と宣言しているのです。
変数は一つ目の単語は全て小文字、二つ目以降は頭文字のみ、大文字にして単語のつなぎ目がわかるように書きます。
varSample
のようにです。
この書き方、書き方を命名規則と言いますがキャメルケースと言います。
大文字のところをラクダのコブに見立てているんですね。
他にもアンダーバーを使用するスネークケース、ハイフンを使用するケバブケースがありますが、キャメルケースがスタンダードな書き方でしょう。
=の両脇の半角スペースはなくても大丈夫ですが、読みやすさを読みやすくするために、入れることが多いです。
空白は何個でもよく、またタブでも大丈夫です。
この、タブやスペースを空白文字と呼びます。
JavaScriptではスペースは必ず半角スペースを使ってください。
変数を試してみる
試しに、追加で命令文を書いてみます。
Windowというオブジェクトに、alertというメソッドを指定します。
アラートウィンドウを出す、という命令文になります。
前回使用したファイルに、以下のコードを書いてみましょう。
window.alert('文字列を表示する');
()の中に値を設定することを、「代入」と言います。
()の中には、document.write文と同じ文章にします。
document.write('文字列を表示する');
window.alert('文字列を表示する');
次に、プレビューします。
見慣れたアラートウィンドウが表示されましたね。
このとき、アラートウィンドウ以外の文字がないことにお気づきでしょうか。
document.writeで指定した文字列は、アラートウィンドウを閉じてから表示されます。
命令は実行されているのですが、命令された内容が表示がされていないだけなのです。
では、この文字列「変数のテストです」を変数にします。
<script>
var testText = '変数のテストです';
document.write(testText);
window.alert(testText);
</script>
次に、プレビューします。
アラートウィンドウを「OK」で閉じます。
このように、変数を使用して表示文字列を変えることができました。
まとめ
変数の定義の仕方と使い方は以下のとおりです。
1.var で、変数を定義することを宣言する
2.半角英数字、大文字小文字で、キャメルコードで変数名を書く
3.=を書く
4.右辺に値を代入する
5.使用時はクォーテーションなし
変数は必ずと言っていいほど使われるので、書き方をしっかり覚えましょう。
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今日は以上です。
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