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血小板が少ない病気。はじまったステロイド治療

千駄木にある日本医科大学に通い始めたのは、確か2022年の12月でした。

日医大にすぐに向かってくださいと言われる前に、近所の内科に2回行きました。

1回目は理由なくかなり体調が悪くなって、トイレをしたときに鮮血が大量に出て急いで近くの内科に駆け込みました。(汚い話ですみません)
よくわからないまま受診。血の検査をしました。


その次の日、病院から電話が来ました。
検査結果で血小板が少ないとのこと。けれど小さな病院で検査を他の機関にお願いしているため、輸送の段階で血が固まってしまったからかもしれない。今度は血が固まりにくくなる薬を入れてから輸送するので、もう一回採血させてくださいとのこと。

身体がだるい中向かうのは本当に辛かった記憶がありますが、もう一度検査。

そしてまた次の日。また電話がかかってきました。
確か電話がきたのは午前中で、自分が起きていたことが奇跡だったくらい。受付か看護師の方だと思うのですが、今すぐ来てください、と言われました。

「??????」

何の説明もされないので、頭の中はこんな感じで向かいました。
体調の悪さもかなりのピーク。座っているのも辛いレベルでした。
けれどなんかヤバそうらしいので向かわなきゃ、と。

結構朦朧としていたので、緊急度合いはわからなかったけど、すぐに通されたのは覚えています。

先生から、
「血小板の値が非常に低い。
普通の人は20万くらいあるのに、あなたはいま1万しかない。これは少しでも出血すると止まらなくなります。紹介状を書くので、すぐに大きい病院に向かってください。
千駄木にある日本医科大学に血液内科があるので、こちらからも電話しておきます」
と言われました。

ほんとうに身体が辛くて意識がぼんやりしていたので、先生の言ったことを覚えていたのも奇跡ですが、
「えぇ、だるい。千駄木ってどこだろう。もうどこかに行く気力なんてないのに」
ってのが感想でした。

東京に来てまだ半年経っていなかったので、土地勘はなく、ただひたすら横になりたかったです。
でも看護師さんからもかなり急かされて、こっちでタクシー呼ぼうか?とか色々気遣ってもらった記憶があります。


もう体調的にタクシーしか無理だったので、Goアプリで呼んで(便利な時代でよかったなあとか呑気に思いました)行きました。


東京の初めてのドでかい病院、よくわからないし意識が少し遠いし、どうやって案内されたかは覚えてません。
気付けば採血してもらって、結果待ちの間に座っているのも耐えられなくて、ベッドに寝かせてもらいました。


軽い睡眠を取っていたら、先生がやってきました。
ベッドの隣で話をきいた気もするし診察室だった気もするのでもう朦朧としてますね。


この段階では採血しかしておらず、骨髄検査はしてないので、
おそらく「特発性血小板減少性紫斑病」かもしれませんとのことでした。

対処がすぐに必要です。ただ、本当に危険なレベルの血小板の値なので入院するほうが安心だけど、ベッドが空いてません。

と言われて絶望した記憶があります。

普通に体調が悪かったので入院したかったです。
一人暮らしで頼れる人もいませんでしたし、保険も十分に下りるのでそのほうが得しかないのに、って。

まだコロナも流行っていた時期だったかな。とにかく薬をもらってまたタクシーで帰りました。


自分がどれだけ危ないか、なんて外傷がないのでまったくわからず、ただかなりお金がかかって億劫でした。(結局そこから治療が始まるので、次の年の2023年は医療費が10万を超えました。)

飲んでいた薬はステロイドです。
みなさんがなじみがあるのは、おそらく市販で売られている皮膚の軟膏でしょうか。私もそのイメージでした。
あと、祖父が肺を患って危なかったときに、大量のステロイドの服薬からはじまったのも記憶にありました。


体重と同じ量を、と渡されたステロイドは50mg。


ここから、なんとなく色々記憶が曖昧です。それはメンタルもやられていたからだと思います。

でも、本当に辛かった。

ステロイドを飲まなくて良くなったのは、今年2024年の3月末です。

症状のことや病院でのこと、少しずつ語っていきたいと思います。


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