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何が間違いなのか、そのことに気づくということ

久しぶりにギターのレッスン。4月、5月と二ヶ月間はオンラインで、後は自主練をやっていた。出来るだけ毎日練習することをこころがけていたのだが、今日は間違いにぶち当たった。

3月末時点で、習っていた時の手の使い方。先生の動きを見て、その動きを真似しようと、そのイメージをもとに練習をしていたのだけど、間違っていた。

動きとしては間違ってはいなかったのだけど、全体の動きの中での強弱であり、メロディーではなく、伴奏であるということも大きく関係している間違いだった。

親指を下に動かして、引く弦の一つ下の弦まで行ってそこからすっと上に戻す。そしてその戻るのと同時に、他の4本の指、今回はお母さん指を親指と交互に動かしていく。

右手の位置も、弾いているのだけど上下にあまり動かずに、固定したままで、指だけが動いていく。弾いているのだけど、手をそのままに親指だけをスライドさせる。実際に先生の腕全体は、手全体は、そのように動いている。

自分の手といえば、上下に大きく動いているので、押さえるべき弦の位置を見失ってしまう。ようは手を動かしていて、次の動きへの無駄が発生しているとも言える。

次の弦を自然な流れで弾く上では、改めて聴くとなるほどと思うのだけど、2ヶ月前にはその違いがわからなかった。いいと悪いを一色単に見ていた。

今日のレッスンで指摘されて、親指はしっかりと下に弾いて、その反動でお母さん指は上にあげるときに、弦を弾くそんな感じなのだ。だから強弱があって、伴奏の中にもメインとサブが存在している。

両方の音がメインになってしまうと、自分の弾き方はそうなっていたのだけど、なんだかやかましい。そのわかましさによって、メロディーと一緒に引いたときには、メロディーが聞こえなくなる。

という風な感じで、サブの中にも、メインとサブがあって、全体としては調和が生まれる。全体としての、音楽になる。一つ一つの音が、奏でる旋律が、一つのハーモニーになっていく。

きっとそんな感じなんだろうなぁと思うのだ。完全に間違っているやり方だったことに気づいた今日。しかもギターは、クラシックギターをレッスンでは使うのだけど、自分の持っているのはアコースティックギターで、3本の弦が違う。

その違いもなんとなくだったものが、完全に今日は、久しぶりに手にしたクラシックギターは、3本の弦の柔らかさにびっくりした。全然違う。違いがはっきりとわかった。

ギターそのものは、小さい感じがしたり、弦が柔らかいとということに戸惑いを覚えた。こんなに柔らかかったのかと、ちょっと記憶を疑うような、そんな驚きだった。

せっかく上達してきたので、いい感じに弾けることを、見せることことができると思っていたのだけど、そんな思いとは裏腹に、全然だめだめだった。

ギターが小さくも感じて、手の弦を押さえる位置も全然違フィット感がなかった。ちょっとどこかが常にずれているような、そんな具合であっという間にレッスンを終えた。

最後の方に、新しいところも予告的に少しやったのだけど、またこれまでの手の動かし方とは違う手の使い方。手の動かし方だ。

こんなにも次から次へと、いろんなバリエーションがあるのだということに愕然とすると同時に、次回のレッスンの時までには、なんとかできるようにしておきたいと思うのだ。

2ヶ月のレッスンがオンラインでなかったらこんな風にはならずに、もう少し手前で修正を重ねて上達していたのだと思うけど、そんなことを言っていてもしょうがない。

間違っているという、悪い例が、どういうことであるのかがはっきりしたことだけでも良しとして、そうではないいい形に向かって手の動かし方とは、指の使い方もやっていくしかない。

お母さん指と中指の間も、広がりが作れておらず、さりげなく誤魔化していたのだということもはっきりした。できてないことは、繰り返し繰り返し、とにかくやるしかない。

繰り返しやって身体に染み込ませていくしかない。失敗を恐れて、一回できたらおしまいではなくて、何回成功しても、もう一回やってみる。すると、だんだんと引きやすいところとつっかえるところもはっきりしてくる。

はっきりとしてきたら、そこを重点的に練習したり、はっきりしていないところをはっきりするようにやってみたり、一つ一つをしっかりと扱っていく。

なんとなくできているでなく、いい悪いをはっきりとさせていくこと。身体に馴染んでくると、勝手に動いているかのような、滑らかな動きになっていく。そういう感じも、この感じと掴めてきたところもある。

これまではなんとなくできるようになっているだったけど、そうではなくしっかりと、はっきりとできるという状態になっていく。精度を上げでいけるといいのだと思う。

間違いがはっきりと、はっきりとした間違いが発生したからこそ、そのことで今何が起きているのかということを、自分の中で言葉にしてみたいのだった。手の動かし方や、その表現もイメージできるような、絵が浮かぶような文章を書けたらなぁなんて思ったのだった。

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