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恥ずかしいの鎧

健康を語るのって恥ずかしい。

酒をしこたま飲んでた私が健康的な生活をしてるとびっくりされるので、オンラインサロン/おいしい少食を続けるに至った気持ちをまとめてみました。

①食べるの好きな人が健康思考だった

入り口は友人に誘われたことから。食べるのが大好きで、人とご飯するのが好きでって人がやってたから。そんな人も健康的な生活を送ろうって気持ちになるんだなぁと。他にも30歳くらいを境に体を気遣いはじめた人がチラホラ。私もしっかり飲んで食べて遊んできたから、ちょっと立ち止まってもいいかもと思ったのがはじまり。

②家で過ごす時間が増えた

言わずもがなですが、ただ時間ができたんじゃなくてで過ごす時間が増えたのが大きいです。何かしながら煮たり焼いたり寝かせたりできる。だいたい集中力が2.3時間で切れるから「わざわざ煮込む」のにも「わざわざ寝かせる」のにもちょうどいい

③人に会わないから自意識過剰にならない

何かをはじめる時って頭の片隅に「みんなになんて話そうか」って考えていたりする。特に食事なんかは一緒に食べるシーンもあるだろうし、食べているところを見られることもある。「え!少ない!」とか「健康的だね(笑)」とか、しまいには「ダイエットしてんの?」って言われたらメンタルが崩壊する。その点STAYHOMEはボケもツッコミも自分一人。仕事するのも料理するのも自分一人。自分で完結できればそれでいいという点で決断しやすかった。

同時に自分の為に何かをするっていうのが、私の人生に今まで少なかったんだなぁとも思った。こんなにも「見られている」ということが人生を占めていたかと思うと良いのやら悪いのやら。

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④「健康思考」の偏見

③の項目と逆行するけれども、特に新しくはじめたことを続けるには、多少見られている意識がないとと思い4日目あたりからちらほらTWに上げはじめた。

そもそも食べたモノの写真をアップすることにも抵抗があるくらい、健康とか食とかを発信することを毛嫌いしてきたのには理由が。料理家さんのアカウントも好きだし素敵な暮らしをしているインスタグラマーを何人かフォローもしているけれども、だからこそそういったコトが似合う人、おしゃれで容姿が素敵な人じゃないと語るに足りない気がしていた。ファッションに近いところにあるモノ、少し自分が人の前に立つような意識が必要なモノ=それが健康について語ることだと思っていた。

「私って素敵でしょ?」と周りに言いふらしているような。私は少々、いやかなり、自意識過剰なところがあって、ヨガをしたり料理が上手な人を羨ましいと思いつつ、そんなん恥ずかしいからしないな、など、ひねくれた気持ちで見ていた。

⑤全員初心者の「健康思考」

この話をするのにまず私の自意識の話を。

人の目をめちゃくちゃに気にするタイプなので、中学高校とどこのグループにも属さず、そしてどこのグループでもあるみたいな人でした。交友関係同様に特定のクラスタにどっぷりハマるのも怖くって。真ん中を知らないくせに、偏らないように、いつも俯瞰。今思えばどんだけ人の目を気にしてるんだという感じですが。

今回誘ってもらったコミュニティは生まれたばっかりだったこともあり、全員が初心者。私の気持ち的には「ちょっと興味がある」「やってみたいけどやれないかも」「まぁ時間あるし、でも無理だったらやめよう。」って気持ちではじめた。

オフラインで教室に通ったり、セミナーに行くとなると、相手の顔も見えるけど自分の顔も見えるし、ドアを開けて中に入らないと話が聞けなかったりして。かといって人様のブログを読むくらいじゃ本気にもなりづらい。初心者ばかりのオンラインサロンは、健康思考の入り口に立ってる人も、入ろうと遠くから見てる人も、入ってみた人も、みんなが同じレベルでいたコトがよかったと思う。

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⑥陣地からこんにちは

体は家にあって、脳だけがオンラインコミュニティに行っている。いつ辞めたっていいんです、これがよかった。参加しているみんなと関係するのはほんの1時間ほど。顔を合わせている時間だけ。これもよかった。顔が見えるコトで確かに取り組んでいる人がいるコトが実感できる。オンラインだから深くは干渉しすぎないにしても存在を意識しあうことで、モチベーションが保てたりもする。「別にクソ真面目にやらなくてもいいか」は結局訪れるコトなく、「ここまでやったんだから明日もやってみるか」と思えてくる。すぐズルをしたくなるので辞めてしまうかと思ったけども。開始してからほんの数日でも振り返ると続けてきた道があって、その道を愛おしく思ってきたりする。

⑦敵のいない世界

頭の片隅に「みんなになんて話そうか」って思考がないから、自分の満足のためだけに頑張る。不慣れながら料理を用意して、綺麗に写真を撮って、コミュニティに送ると褒めてもらえる。「いいですね!」「美味しそうですね!」それだけではない、みんな初心者なので「この料理は何ですか?」なんて質問まで来る。自分は料理を今までしてこなかった上に健康な取り組み自体も初めてなのに、質問されたりする。何だこれ、とてつもない快感だ。

私のストレングスファインダー1位は「収集(Input)」だ。もうさ、調べるよね。何を食べたらいいのかとか、どう調理したら美味しくなるのか。

そして私のストレングスファインダーの2位が「個別化(individualization)」今私がいるコミュニティに合わせてシェアしたいし、他の人の食事を見てアレンジする。そうするとまた反応がもらえる。

敵のいない世界は幸せのサイクルが高速で回ってました。

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大豆ミートってものに出会って感動した時のご飯

⑧もう恥ずかしくない

私は絵を描くのが得意だ。人前でも普通にかけるし、それでお金をもらうこともある。あんまりに上手な人の前では大きな声では言えないが、上手に書けるから絵を描くことを恥ずかしいと思ったことはない。多分、自分が得意だと思っていることは恥ずかしくない。

みんなに褒めてもらえたこと、そして10日間やり遂げたことで、恥ずかしくなくなった。これが続けられている秘訣だと思う。

できるようになると恥ずかしさが減り、楽しさが残るんだと思う。ただただTWで投稿したり、友人に共有するだけではこの恥ずかしさは消えなかったかもしれない。例えるなら文化祭をみんなで作り上げた気分。みんな同じレベルで、自分たちができる限りの努力をして、本番まで楽しむ。

新しい分野に飛び込む時、誰かと一緒にスタートラインにたつとこんな体験ができるんだ!と思った。

⑨まとめ

自分の環境のせいなのか、褒めあったり称え合う文化がなく、半端な能力や知識は嫌われがち。常に高みを目指して自分を磨いていくことを求められている。その反面、今回はたった数回褒められただけで普段触れない分野を知ることができたし、視点も増えた。

何だこれ、すんごい良い体験をしたぞ。

恥ずかしいという鎧はなかなか容易に脱げるものではないけど、脱げると気持ちが良い。

脱げそうなものは脱いでいきたい。

でもやっぱり恥ずかしい。

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ルポ漫画でまとめてたけどまとめ足りなくて書いて見ました。

漫画は陽で、文章は陰ってイメージがあるので文の方が率直な感想が書けた気がする。

ここまでお付き合いありがとうございました!

完全招待制オンラインサロン healathy VILLEGE  https://healathy.com/ ところで色々あってWEB周りの絵を書きました、見てね。






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