偽装不倫

とうとう最終回でしたね。はい、私、まだ最終回を観ていません。

大抵のドラマは、最終回が一番つまらない、と私は感じます。

2時間じーっとしていなければならない映画が苦手な私は、週一でテンポ良くストーリーの動くドラマが好き。でも、最終回が予定調和だったり、ドタバタてんこ盛りだったり、無理矢理に収束を図ったりして、それまでの心の高ぶりを台無しにされてしまうことが多いんです。

それでも、結末は知りたい。ので、後で録画を観ますよ〜。

さてさて、この偽装不倫。

設定に無理がある(なぜ独身なのに既婚者だと嘘をついたまま、大好きな彼と付き合い続けたのか)とかで、不評が多かったようだが、私は主人公のお姉さん(仲間由紀江)の不倫の顚末が気になってます。

非の打ち所がないエリートイケメンの夫(谷原章介)を持ち、両親と二世帯住宅に住み親孝行しながら仕事も順調、という誰もが羨む幸せな人生を歩んでいるにもかかわらず、一回り歳下の貧乏ボクサーと真剣な恋に落ちたお姉さん。夫に離婚を申し出た後どうなるのか。

この設定も現実離れしていると思うけど、「幸せ」って、他人から見て「幸せに見える」ことではないのだよね。世間一般の価値観が正しいという思いに囚われて苦しんでいる人を沢山見てきた。「自分が幸せかどうか」に気づけることって、なかなかないんですね。特に、親の価値観って、強烈に自分の人生を支配します。このお姉さんは、二世帯住宅に住んで、毎日のように親の喜ぶように親目線で生きてきて、自分目線との矛盾に苦しみ続けてきたのね。決して他人からは理解されないけど(視聴者さえも理解してくれないと思うけど)、お姉さん目線の幸せを掴んで欲しいです。


さあ、結末はいかに?