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エレベーターの夢

夕食を食べている時にふと昨晩見た夢を思い出して驚いた。
自分自身の〝心の健康のバロメーター〟にしているエレベーターの夢。
ストレスがかかっていることに気づかないタイプの人間は、胃潰瘍、円形脱毛症や口唇ヘルペスなど身体に異常がでるそうな。しかし私はストレスがかかるとエレベーターの夢をみる。そして「はっ?!」と自分自身に今現在ストレスがかかっているんだなと気づく。

(入院中に見たエレベーターの夢の話はこちら↓)


昨晩の夢はというと、エレベーターに加えて、エレベーターに乗り込む前段階があった。
これは今までにない新しいパターンで、いつもはエレベーターのドアを前にしているところや、すでに乗り込んでいる場面から夢が始まる。それがエレベーターは遥か上にあり辿り着くには幅が細く狭い、高く長い階段を登っていかなければならなかった。だからびっくりしたのだ。

オフィスは高層ビルの高層階にありエレベーターで行く。ランチを食べに出た。休憩時間も終わるのでオフィスへ戻ろうとする。しかし自分はその細く高く長い階段の途中にいた。幅が細く一人ずつしか上がって行けない。鉄製で左右の手摺には赤サビが浮いていた。ビルの避難用の階段として取り付けてあるようなよく見る茶色の階段。それはビルの3階分くらいの高さまでまっすぐに伸び、そこでようやく小さな扉のエレベーターに乗り込めるようになっていた。
自分の前も後ろも人がいてぎゅうぎゅう詰めだった。その上その階段は左右に少し揺れていた。私は高所恐怖症だからビルの3階分くらいの高さの階段など気を失いそうなほど恐ろしいはず。若い時にお金をかけないバックパッカーの旅の途中にバルセロナのサクラダファミリアへ上がった時腰が抜けた。夢の中の私は他人も一緒に階段で鮨詰めになっていることからの安心感からなのかあまり恐怖を感じておらず、ランチタイムが終わってしまう事を心配していた。

そしてついにエレベーターへ乗り込むのだが、次の瞬間自分の目的地であるオフィスは二階建ての長屋をオシャレに改装したような小洒落たスタジオ風の場所だった。

エレベーターに乗り込んだのに、疾走もせず、スピンもせず、高速に上下もせず、目的地以外の場所へも行かず、物理的な問題こそあれエレベーターに乗り目的地のオフィスに到着したのだ。

これは一体?

私のエレベーターの夢は、長い階段の夢へと変貌したのだろうか?

次のエレベーターの夢をみる時まで答えは出ないので、忘れないようにここに記しておく事にしよう。

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