
蟹をメインに富山を満喫したい!海外暮らしの友人に捧げる私的富山アテンド備忘録~Day3
アテンド最終日。山がくっきり見えております。この日は絶好のドライブ日和。さあ出発‥‥の前に、前日の仕込みの報告を。
今回友人たちが泊まったホテルは今年3月にオープンしたホテルヴィスキオ富山。新しい綺麗さと、大浴場がある心地よさでかなり良かったらしいのですが、今回のプランは朝食なし。
ちなみに朝食ありプランにすると、マルート4階の「とやま鮨海富山」でブッフェ形式でいただけるそうですが、朝食なしの腹減りさんたちに紹介したのが新幹線改札口右わきにあるますのすし源の「おむすび屋」のおむすび。
朝7:00からオープンしているので使い勝手がいいうえ、なにより美味しいので前日にお勧めしておいたら、なんと2人とも朝食はそこのおむすびだったようで、しかも別々に買いに行ったにもかかわらず同じもの2種類を選んでいたというミラクル。
そんな話題を皮切りに、3日目、最終日のアテンドスタートです。
向かったのは氷見にある水産加工会社「柿太水産」さん。

事前に行く旨をお知らせしておけば、試食しつつ、商品を選ぶことができます。
柿太水産6代目柿谷政希子さんにいわしのぬか漬け(こんか漬け)の加工現場ほか、商品づくりのご紹介を受けていると、旅行好きなお母様が通りかかり友人とベルギーの話で盛り上がったり、煮干しに徹底的にこだわる5代目が飼い犬のおやつとして煮干しを取りにひょっこり現れ、一押し商品を勧めてくれたりと、とってもアットホームな雰囲気。

ちなみに柿太さんの商品はすべて無添加。そして一度柿太さんの商品に触れるとその魅力に取りつかれる方が続出という。かくいう私もその中の一人なのですが。
そんな柿太さんの魅力的な商品はこういう家族の厳しくもあたたかな空間から生まれているのだと、しみじみ感じる時間でありました。
さて、試食がしっかりとアペタイザーとなり、お腹が空いたわれわれがランチに向かった先はおなじみ「すし屋の城光」さん。
蟹を楽しみに来ていることを事前に告げておいたので、しっかりとメニューボードには「香箱蟹」の文字が。

土佐酢のジュレをかけたおつまみを氷見の唯一の酒蔵、高澤酒造さんの曙純米吟醸とともに。

贅沢に軍艦もいただきました。
そのほかのネタもさすがの美味しさ。そして私がはまっている女将の実家のそうめん南瓜で作る浅漬けもちゃんと用意してくださいました。
お腹が満たされた後は目で心も満たしましょう。ということで晴れた日の一押しの景観スポットへ。

富山のワイナリーSAYSFARMからのぞむ風景です。
海を挟んで3000メートル級の高い山を見渡せる場所は世界でもあまり例がなく、本当に珍しい光景なんだそう。山から海、海から山。こんな風景を味わえるのは富山だけでしょうね。眼福、眼福。
さらに眼福は続きます。次なる目的地は国宝瑞龍寺。加賀藩2代目藩主前田利長公をの菩提をとむらうために建てられたお寺ですが、ここに来るといつもいい「気」の流れを感じます。
僧侶や観光ボランティアスタッフに何度か説明を受けて回ったことがありますが、説明なしに、訪れるだけでも心地よい場所です。
ちらちらと周りから漏れ聞こえる説明を聞き、私もわかる範囲で説明しながら回り、雰囲気を味わってもらいました。
さて、富山市に戻りガラスの美術館へ。といっても目的は、隈研吾氏による設計の富山杉が降り注ぐような内部の吹き抜けを見上げること。
圧倒されるような美しい空間を堪能していただいたら、今回の旅の最後の晩餐の場所へ。
伺ったのは富山でポルトガル料理とポルトガルワインが楽しめる「くの一家」さん。
ポルトガルとつながりの深い友人にこのお店を提案したところ、旅の間に寄ってみたいとのことで、最後に持ってこさせていただきました。
お気に入り&友人おすすめのワインを飲みつつ、2人の友人、それぞれ帰路につく時間ぎりぎりまで堪能していただいたのですが、ここで一番楽しんだのは私かも。
ドライバーの任を終えたこと、滞りなく行程を終えたことの安堵感と達成感。ぎゅうぎゅうのスケジュールだったけれど充実感は今までで一番あった気がします。
それぞれの場所で、思いがけないご縁もあり、素敵な出会いがあった旅の案内でした。
次にこれ以上の案内ができるか、はなはだ疑問ですが、富山の魅力的な食、人、場所をこれからも探し続けていきたいと思います。
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