新CI/VIでフルリニューアルした、Gaudiyブース/ノベルティ制作の裏側
株式会社Gaudiyは、2023年12月2日〜3日に開催された「Spectrum Tokyo Festival 2023」にスポンサーとして参加し、ブースを出展しました。Gaudiyとしては10月にブランドリニューアルをして以来、初のブース出展です🙌
前回出展したデザインイベントとしては、2023年9月の「大デザナレ展」がありましたが、この度のリブランディングを経て、ビジュアルを刷新。
今回は、このブース、そしてブースで提供したノベルティがどのように誕生したのか。そして今回のブース / ノベルティに散りばめられたこだわりや学びを、みなさんへ余すことなくお届けします📮
少しだけ、自己紹介
本題に入る前に、まずはちょこっと自己紹介をさせてください!
こんにちは!Gaudiyでコミュニケーションデザイナーをしている、いなです🙆
普段は、MARVEL映画を見たり、タオル生地の服を集めるのが趣味。個人では、ジュニア層のデザイナーが集まるコミュニティを運営、デザイナーイベントを企画 / 開催しています💬(興味がある方は、ぜひXでのDMお待ちしています📮)
今回のSpectrum Tokyo Festival 2023では、ウォーターボトル、スタンドバナー、カジュアルゲームやトレジャーマシンのデザインなど、かなりの制作物を担当しました! が、実はその裏では、かなりの苦悩が・・・。😨
今回のnoteではどのような過程を経て、Spectrum Tokyo Festival 2023のブースが誕生したのか。そのリアルを共有させていただきます!
そして実は、今回が人生初note。対よろです!
スロースタートだったブース準備
今回のブース準備が本格的にスタートしたのは、イベント本番1ヶ月前に迫る11月に入ってから。10月にブランドリニューアルを終えた後も、想定以上に事後対応が多く、スロースタートでのブース準備となりました。
11月頭の時点で、どんなブースにするのかも、ノベルティも決まっていないような状況です。すべての装飾やノベルティを新しくデザインする必要があるため「想像しがたい物量のデザインタスクが襲ってくる..カモ..?」と少しドキドキ。
キックオフが始まってからは、ブースのデザインや体験を意思決定するにあたって、Gaudiyの意思決定プロトコル「蠱毒」を活用し、大枠を固めました。
意思決定プロトコル「蠱毒」については、こちらの記事を👀
蠱毒から生まれたブースアイデア
今回は「現状のGaudiyにおける課題は何か(ブランド観点 / 採用観点」「SpectrumのFesに来場される方はどんな方か」「来場者の方にどんな読後感を与えたいか」「今回の出展に際して、扱える弊社リソースは何か」などを踏まえて、個々人が持ってきたアイデアを蠱毒しました。
そこで浮かび上がったものが、下記の体験を踏まえたブース設計でした。
蠱毒を経て決まったコンセプトは「唯一無二の "エンタメ色" から、来場者が沼ってしまうようなブース」。画像のように「遠目から映像で目を引いて、カジュアルゲームでブースへ立ち寄ってもらい、Gaudiyのことを知ってもらう」という、遠くから段々と近づいてもらう動線設計を検討しました。
また、今回のイベントスポンサーは「イベントの空気感」を重視して意思決定したこともあり、フェスを一緒に盛り上げる存在としてブースがどう機能できるかを意識しました。なので、目を引くフックは作るけれど悪目立ちせず、会場で「いい具合のズレ感を出すこと」が今回のこだわりでした。(最終的にはぶっつけ本番だったけど....)
そして、でき上がったブース
ブースの外観
新しくリニューアルしたCI/VIをベースに、言葉では語らず「Gaudiyの思想を見せること」を重視して、ブースの外観を作っていきました。Gaudiyの思想や手がけている事業・プロダクトは「Gaudiyのプロダクトや社員と直接触れてもらう」ことで感じ取ってもらいたい、という思いから「グラフィックでの世界観表現」に振り切りました。
Gaudiyの新しいコーポレートブランドは「社会のバグに挑むバグ」というコンセプトをベースに、ギークな佇まいや、コラージュ、ドット / グリッドをベースにしたグリッジ表現を多用しています。
今回のブース出展においても同様に、Web上での「エンコードとデコード」の間にて発生する、”デジタル上で起こりうるバグ” をありありと表現しています。
リブランディング際して共創させていただいた、PARKさん / タカヤオオタさん、そしてGaudiy CEOのYuyaさんとの対談記事では「リブランディングの意匠に込められたWHY」が垣間見えるので、ぜひご覧ください🙆
準備したアイテム / ノベルティ
今回のブース出展にあたって「本質的な、プロダクト理解や会社理解に通じるか」「もらって本当につかってもらえるものか」という観点から、コンテンツやノベルティのアイデアを出し、チームで制作しました。
ここからは他社さんのSNS投稿 / 記事も参考に、制作者のコメントも交えて「こんなものを作ったよ!」という事例をドン!これからブース出展やノベルティをする人の参考になれば幸いです😌
1. トークパネルボード
「9つのトークテーマ」を記載したパネルボードを準備しました。「ふらっとブースを見たときに、パッと目に入ってスタッフに話しかけやすくなったり、会話の糸口が見つかること」がこのボードの狙いです。
ブース全体として黒基調だったので、白っぽいデザインにすることで目に入りやすくしつつ、コーポレートサイトと合わせたあしらいを入れて統一感をもたせることを意識しました。(担当:Suma)
2. ポストカード
前回のデザナレ展でも作成した、ポストカード型の会社案内。配布しながらコミュニケーションを取れる体験が良かったので、カジュアル面談やガウディ訪問ごはんの接点として作成しました🙆(担当:tanasho)
3. NFCタグ
普段、Gaudiyのコミュニケーションデザイナーが仲良くさせていただいている、FindyさんのポストからNFCタグを作成しました!
「イベント中に、XのIDを打ってもらうのはどうしても大変…」そんな課題に対して、スマホをかざすだけで簡単に読み込めるので、当日とても気軽にSNS交換ができました。(担当:tora / yamayu)
📔 Findyさんの記事はこちら
4. スタッフシャツ(スウェット / パーカー)
「スタッフシャツとして着用できるグッズを作りたい」と、Paintoryさんで注文をしました!
画一的な見え方にならず、かつユニフォームとしても成り立つのがいいなという思いから、白と黒の入れ替えで複数の種類を発注。
単価も高いので「量産してあまり愛着の湧かない出来だったら悲しい!」ということで「Spectrum Tokyo Festival 2023で着ること」を目的に発注して、実物確認の機会にしました🙆(担当:yamayu)
5. オリジナルラベルの水
当日はお酒が出る関係で「チェイサー代わりに水があったら助かるかも?😂」と、オリジナルラベルのウォーターボトルを用意することに!SmartHRさんの記事を参考にしつつ、マザーウォーターさんにご依頼 / 発注しました!
📔 とても分かりやすいSmartHR namさんの記事
当日、登壇イベント / 食事受け取りの待ち時間を考えると「余暇時間をつぶすコンテンツ」に需要があるんじゃないか。ラベルに文章が描かれていたら、水以外の用途も満たしつつGaudiyの思想を感じ取ってもらえるんじゃないか。そんな想いから、コンセプトは「読ませる水」に決まりました。(担当:Ina)
6. テーブルクロス
上に載せるコンテンツやアイテムを立たせたいので、目立ちすぎないシンプルなものを作成しました。一方で、GaudiyにはブランドPrimary Colorがないので、色だけにして「Gaudiy=黒」の印象にならないよう、黒地に白のバグパターンを乗せてみました!
(ただ他アイテムも黒ベースのものが増えてしまい、全体で黒の印象が強まってしまったのでコントロールが失敗したなという反省点です…)(担当:tanasho)
7. ナイロンバッグ
優しいネイチャーなイメージよりも、デジタルな人工的な質感の方が合ってるなと思ったので、綿でなくてナイロンを提案しました。単価は上がるのでどうかなと思いましたが、質感やカタチのGaudiyらしさに納得してもらえて今のナイロンバッグとして完成させることができました!(担当:yamayu)
今回の目玉コンテンツ
ゲームをプレイして、景品をゲット!
Spectrum Tokyo Festival 2023では「カジュアルゲーム『ガウディくんタワーゲーム』をプレイしてくれた人限定で、ノベルティガチャが引ける!」という参加型コンテンツを用意しました!
Gaudiyが提供しているプロダクト「Gaudiy Fanlink」では、「コミュニティ内でのユーザー定着」を実現するため、ゲーミフィケーションの要素を取り入れるべく、カジュアルゲームとトレジャーマシンを展開しています。
蠱毒を経て「Gaudiyのプロダクトが目指す姿を追体験してもらいたい」という思いから、ゲームプレイで手軽にノベルティを渡す体験を提供できる「カジュアルゲーム / トレジャーマシン」の提供が決まりました。
実際の景品
特に、ノベルティは「靴下、キャップ、サコッシュ、バッグハンガー」など「自分で中々買わないけど、もらえたら嬉しいもの」という観点で選ばれました。
今回、アパレルグッズとしては「靴下」「キャップ」「サコッシュ」をグッズとして提供しました。身に纏っていて、個人の好みに左右されずに「ワンポイントのオシャレ」として着こなしやすいグッズとして、カジュアルに着用できるアパレルグッズを選択 / 提供することになりました🥳(担当:Ina)
バッグハンガーは、ガジェット感や「自分では買わないけど、もらえたら嬉しいもの」という観点で決まりました。普段、オフィスなどで「目を手元に落とした時に『Gaudiy』のことを思い出してもらいたい」。そんな思いで、作成されています✨(担当:Ina)
こちらのステッカーパックは、B/43さんのSNSポストを参考に作成しました!これも蠱毒の中で出てきたアイデアです。袋詰めにすると見栄えするようにデザインしました。3枚が重なるとガチャガチャした印象がコラージュらしくなるようにと思い、デザインしています🙆(担当:yamayu)
ガウディくんタワーゲーム
イベント当日、一番の反響を呼んだコンテンツが、カジュアルゲーム「ガウディくんタワーゲーム」でした!弊社のマスコットキャラクターである「ガウディくん」と、低確率で登場する「王冠くん」を積み上げるタワーゲームです。
カジュアルゲームは、先述の通り「コミュニティ内でのユーザー定着」を実現するために、ゲーミフィケーションの要素を取り入れた機能です。ゲームの機能は開発済みだったので、デザイン / 調整コストこそかかりましたが、約2週間で公開まで漕ぎつけました。
このガウディくんタワーゲームは、今後のFanlinkで提供予定の機能。ユーザーの実証実験も兼ねた一大施策でした。ブースの前で友だちと何度もプレイしていただいたり、想像以上の方にSNSへシェアいただき、2日間でなんと426人がプレイしてくれました!😳
初見プレイでは、一定難しいゲームバランスだったと思うのですが、ゲーム中の「ガウディくんと王冠くんがくっつく」という仕様を巧みに活かして、1位の方はなんと41体も積み上げていました😂 (あまりにも群を抜いたスコアに、Gaudiy内でもざわつく)
1位の方には、イベント中、しっかりとノベルティをお渡ししました👏🎉
景品が当たる!「トレジャーマシン」
先述の通り、トレジャーマシンも、Gaudiy Fanlink内で提供している機能のひとつ。Fanlink内での推し活で得られるコインやメダルを使って「アーティストやキャラクターの限定グッズ」が手に入る、ガチャのような機能です。
今回は、このトレジャーマシンをゲームをプレイいただいた来場者の方へ、景品を渡すための抽選機として利用しました!
Gaudiyには「超守」という、守破離の守としておこなう、原理・原則や先行事例の超徹底的なリサーチを行動指針に定めたCredoがあります。
なので、なるべく当日の在庫も「どのぐらいの確率で景品獲得ができるか」という観点で、既存でリリースされているソーシャルゲームを "超守" して、確率設定 / 在庫調整を行いました。
実際にブースでは「SRが当たった!」と、何名かに1等のアパレルグッズをお渡しすることができました。この1等ですが、なんと2.5%の確率で排出される設定だったので、本当にレアです。当選された方、おめでとうございます!🥳 🎉
今回用意していた、トレジャーマシンの景品在庫(ノベルティの総数)は315個でしたが、イベント中で合計で約220個の景品をみなさんへ渡すことができました。ノベルティに関しても、ブースやSNS上で「かっこいい!」など有難い & 嬉しいお言葉をいただけて、大喜びでした☺️
みんながプレイする裏では…
今回のカジュアルゲームとトレジャーマシン、どちらも今回のSpectrum Tokyo Festival 2023が「リリース予定機能のお披露目の場」だったので、ユーザーの声を汲み取れる絶好の機会でした。いざイベントを迎えてみると、今回のカジュアルゲームは、想像していた以上の盛り上がり!
想像以上のUGCに対して、Spectrum Tokyo Festival 2023のDay1の夜、エンジニアチームが更なる機能改善をすべく、リアルタイムで機能改善 / 修正をしてくれました。カジュアルゲームがリアルタイムに盛り上がっている裏で、SNSでの声を受けて、エンジニアチーム側でも盛り上がっていました🔥
総じて「ファンと共に、時代を進める。」をミッションにファン国家づくりを進めている、Gaudiyならではのお祭り感がつくれたと手応え。デザイナーだけではなく、エンジニアチームも、グッズ制作の一環でプロトコルチームにも協力をしてもらって、一丸となって臨んだ今回のブース出展でした!
終わったあとは反省会
そして、熱が冷めやまぬうちに、終わったあとプロジェクトチームで、KPT(Keep / Problem / Try)での反省会を行いました。
続けていきたいこと(Keep)
改善したいこと(Problem)
次やること(Try)
Spectrum Tokyo Festival 2023、2DAYS最高でした!
総じて、お祭り感と高揚感に溢れる、素敵な2DAYSでした!
はじめてのSpectrum Tokyo Festival 2023でしたが、他社さんのブースを見れたり、登壇イベントでも学びだらけ。すごく素敵で暖かい雰囲気のもと2日間を過ごせました😌 運営の皆さま方、ありがとうございました!
特にガウディくんタワーゲームは「SNS上でのUGC」を起点に、Spectrumのお祭りを盛り上げるコンテンツとして、大々的に展開ができたんじゃないか?!と、手応えを感じています。本当にSpectrum Tokyo Festival2023が楽しすぎて、来年もGaudiyでブースを構えられたら嬉しい…の気持ちです!
Gaudiyのコムデ、募集中です🙌
今回のSpectrum Tokyo Festival 2023のブースは「ブランドリニューアル後の初出展!」ということで、HR/PR・デザイナーチーム・エンジニアチーム、たくさんの関係者を巻き込んだ一大プロジェクトになりました。
特に、今回のブース装飾やノベルティは、コミュニケーションデザイナー(コムデ)が中心となって頑張りました✊
弊社プロダクト「Gaudiy Fanlink」で提供するIPコミュニティのデザインや、ブランド / コーポレートに関するデザインを担う、Gaudiyのコミュニケーションデザイナーは絶賛採用募集中です!気になる方は、下記のサイトからぜひ1度Gaudiyメンバーとお話してみてください🙆
Gaudiyのメンバーとごはんへ行ける「ガウディ訪問ごはん」はこちら 🍚
直接お話したい!という方向けの「カジュアルトーク」はこちら 💬
2023年も残り少し。
年末なので、身体と寒さに気をつけながら残りわずかの2023年エンジョイしましょう🙌 読んでくれてありがとうございましたー!
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