小さきフラッシュバック

1月12日
夕方から、所属している映像団体の打ち合わせに向かった。
これでしか渋谷の新南口にこないので、いつも出口が遠すぎて迷ってしまう。あれはもう別駅と認識しても差し支えなさそうだ。

ライブ撮影の打ち合わせで、各カメラの担当を決めたり、誰がどこを追うかを入念にシミュレーションする。入念すぎて同期はホワイトボードを持ってきてくれた。私も台本を人数分刷って書き込みできるようにしたのだが、コンビニで用意している時、AD時代の記憶がフラッシュバックした。
私が収録前日に『これだけ刷れば足りるだろう』とオフィスで刷った台本を持ってロケ地に行った時のこと。先輩が「ごめん!やっぱこれも刷ってきて!マッハで!」とUSBメモリを託してきたっけ。前日に「台本のほかに何か資料いりますかね?」と確認したのに。近くにコンビニがなかなか見つからず、半泣きになりながら全速力で走ったんだった。
とても小さいけれど、なんとなく嫌な思い出だ。それも団体メンバーと会ってバカ話をしたら綺麗さっぱり忘れられた。

終わりでメンバーお気に入りのうどん屋さんに行った。先輩作家にご馳走になった冷やしとり天タルタルうどんは、美味しさひとしおだった。

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