仕事、辞めます。

もちづきもちこ。齢22。入社6ヶ月目にして退職の決意を完全に固めました。

しょっちゅう会ってくれる友人や同期の何人かには宣言しておりましたが、完っ全に辞めます。このnoteではなんでこんなことになったかという理由説明、あと「仕事辞める辞める詐欺」防止の誓約をさせていただきたいと思います。

そもそも私の職業。一応新卒扱いでAD職に就きまして、今年の4月から台場のあたりでお世話になっておりました。
実を言うと、別にそこまでADになりたかったわけではありません。今までの経歴が生かせると言うのもありエンタメ業界志望ではあったけど、どちらかと言うとイベント会社とかPR会社に就きたかったし。ただそういった企業は役員面接でもれなく落とされまして(1・2次の現場責任者やってる社員さんとかには面白がってもらえるんですけど、役員にまあハマらない。)。で、今の制作会社に内定を何とかいただけまして、ほかに行く当てもなければ、目指していた業界からもそこまで外れていなかったため妥協入社。
なのでサークルの同級生や後輩諸君、あの頃『でもまあ目指してたエンタメ業界だし?DとかPとかになって番組できるくらいにはなるからテレビ見てよね(笑)』とか抜かしておりましたが、あれは完全なる強がりです。正直頑張った就活の結果がこうなったことに納得はしてなかったし、不安でたまらなかった。でも就職浪人する勇気もなく、自分自身に言い聞かせるが如く強がりを言ってました。ダサくてすみません。

そんなこんなでチキってADになった私ですが、就業3ヶ月目にはもう辞めたかった。仕事が辛いーとか休みがないーとかいうレベルで辞めようなんて話じゃないんすよ。それくらいの辛抱は中学から部活特有の『熱があろうと怪我していようと頑張る奴が偉い』という悪しき伝統守るために体得してますんで。それ以上に『私、何やってんだろう』って思いが日に日に強くなってきちゃったんです。自分が心から望んだ仕事じゃないのに、なぜ私は徹夜をしてオセロ作ってるんだろう、とか、なんでDにPC人質に取られまでしながら休まないといけないんだろう、とかとか。そういう理想と現実のギャップに苛まれ、精神はおろか、最近身体にも変化が起こるようになっちゃいまして。逆流性食道炎になった時やご飯の味がしなくなった時には流石に焦りました。だって長年部活で培った忍耐力が数ヶ月で受けたストレスに負けたんですもの。

で、どうしようかって考えた時の選択肢が
①我慢して現職を続ける
②現職を辞め、働き方ホワイトな会社に転職する(その場合、業界自体ブラックなエンタメ業界以外?)
となる。さてどうしようか?
①はないな…今後も続けてこれ以上ストレス溜まったら内臓という内蔵全てから血が出ちゃいそう。かと言って②はな…。いくら定時で帰れても高給与でも、今よりも興味ない仕事をしないといけないとなると話が別だしな…。『仕事は仕事、お金のために働いて休日は趣味に生きる!』っていう生活スタイルもありなんだろうけど、人より物事に意味を求めてしまう性分の私には、『労働』という人生の大きな要素が『金のため』とペラッペラの理由になった上で働き続けることはなかなか難易度が高かった。
結局どうするか決められないまま、『仕事を辞めたい』という気持ちだけが頭や心を埋め尽くしていました。

もやもやを抱えていたある日、ついに仕事が全く手につかないくらいの頭痛と腹痛と倦怠感に襲われて会社を早退しました。これがオフィス出た瞬間にすうっと消えるっていう完全にストレス性のもので若干引きました。どんだけ嫌だったんだ、と。それと同時に、心のどこかで『他のみんなは頑張ってるのに、私はこんなことで早退してしまう、なんて弱い奴なんだ』と情けなくなりました。やるせない気持ちになり、何だか真っ直ぐ家に帰りたくなくて(体調も良くなったし)、気分転換に大好きなお笑いライブを観に行こうと思いました。そういや今日は同期の中でも特に仲良くしてもらっている芸人が大先輩たちと同じ舞台に立ってるらしい。応援の意味も込めて彼らのいる劇場へ向かいました。
語彙力に欠けた感想ですが、ライブは素晴らしいものでした。全組のネタが最高に面白いし、何より同期の彼らは錚々たる出演者たちの中でも堂々としていて沢山の笑いを生んでいました。「おもしろかった!たくさん笑えて楽しかった!」と感想を伝えたくて、そして今の自分をどうにか変えたくて、終演後彼らと会って話すことにしました。

「仕事、辞めたい…」
ずっと考えているこの言葉とその経緯を伝えると、納得と同情をしてくれ、私が1人で出せなかった『今後どうするべきか』の答え探しを手伝ってくれました。そして、その答えは自宅への帰路の途中、一緒に乗った電車の中で出ました。

「小説家になるっていうのはどう?」

今思えば思いつきで言ってくれたのかもしれません。それでも私にとって記憶の奥底に眠らせていた夢を思い起こすには十分でした。そうだ、私は昔、物書きに憧れていた。
誰よりも修学旅行の作文張り切って書いたり、ルーズリーフに小説の原案書いたり、専用のノート作って舞台の脚本書いたり。でも結局実力は伴ってなくて、物書きとして成功できるという自信につながる結果は特に残せず、『センスがないから』『とりあえずちゃんと安定した職に就いたほうが…』なんてちっぽけな言い訳を盾に諦めて、忘れるために記憶の海に捨ててたんですよね。
センスはおろか語彙力も相変わらずないし、成功できる自信も現時点では全くないです。でも、この答えはなかったことにしたくないって思いました。このままやりたくないことで精神病んでしんどくなるくらいなら、好きなこと全力でやって「金ねえ〜〜(笑)」とか言いながらもたくさん勉強と鍛錬をして、夢を叶えるために生きたいなって。そのほうが今より幾分も人間らしくて素敵だなって。そしたら、あの日劇場でたくさんの人を笑顔にしていた彼らみたいに輝けるかなって。

長々と語りましたが、会社の人と話した結果、今年度末に仕事辞めることになりそうです。もちろん止められましたが、誰にでも言える一般論しか言われなくてムカついたので、見返すためにも今のうちから全力で書かなきゃ…!

小説家と言わず、たくさんのジャンルを書ける物書きになりたいので、文筆家を目指していきたいと思います。
noteでは考えたこと、エッセイのような雑記、HPで募集されているコンテスト用の作品など、文章を書く訓練として好きなようにいろんなことを書いていこうと目論んでいますので、ご自宅の畳の目を数えるレベルでお暇になった時にでも読んでいただけると嬉しいです。ご助言や叱咤激励なんていただけた日には泣いて喜びますので、何卒、何卒。

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