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ウツとエルフィール・トラウム

私の全力で推したいゲームは、GUSTから出ている
エリーのアトリエ〜ザールブルグの錬金術師2〜
である。
エリーというのは、エルフィール・トラウムという少女だ。

どんなゲームかというと

世界を救わなくてもいい、救ってもいいゲーム。
依頼を受けて、それをこなして最終的に何かいいものを作り上げ、学校を卒業する

落ちこぼれの少女エリーが、周りの協力を得て、恩人に会いに行ったり
竜を倒して英雄になったり
踊り子の友達と一緒に旅芸人になったり
めちゃくちゃ金を作って大金持ちになったり
分岐が色々あるマルチエンディングのゲームだ。

ちょっとだけ恋愛要素も匂わせる部分があるが、
乙女ゲーム苦手な人でも許せる範囲のほんのりした感じだ。

このゲームは、私が20〜25歳のときにどハマりしたゲームである。
その頃私は、うつ状態をこじらせており、引きこもりだった。
ゲームをするか、スプラッタムービーを見るか、それくらいしかしていなかった。

そのゲームか、モンハンか、不思議のダンジョン系のゲームばかりしていた。
引きこもりを脱出してから、もう一度できたゲームはエリーのアトリエだけだ。
他のゲームはとても面倒で、再びプレイすることはできなかった。

私の引きこもり時代のお守りのゲームだった。
夜、目が覚めてしまって眠れないとき。
昼、目覚めて誰もいなくて、唸るしかできなかったとき。
父も母も家にいて、私のことを心配そうに伺っていたとき。
全部、エリーのアトリエが助けてくれた。

依頼の締め切りを破ったり、依頼を達成できないと
登場キャラから嫌な顔をされる。
うつ状態の頃は、それが心が潰れるほど悲しくて、苦しかった。
現在は平気で依頼を失敗できるようになった。
あの頃は本当に繊細に傷ついていた。
でもやり続けられた。

ノートに、ネットで調べた攻略情報を書き溜めながら
少しずつクリアしていって
全部のエンディングを見ることができた。

この時から、ノートに、
調べたことや、自分の思いを書く習慣がついた。

ゲームは、1日30分の子供時代だった。
うつ状態の時は、両親は私がゲームしてるだけでも
起きてるだけでよかったらしい。
何も言われなかった。
ありがたい。

ゲームは、人を救う。
オンラインゲームでなくても人を救う。

旦那は私と比べ物にならないくらい、ゲームが好きだ。
帰宅して晩ご飯食べ終わるとゲームばかりしている。
それでもいい。
疲れた心を救ってくれるなら、ゲームは肯定したい。

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