見出し画像

商品や企業に込められた信念。 その想い、ちゃんと届けられていますか?

こんにちは、東京 文京区のデザイン事務所 Half Moon Journeyです。
今回は商品や会社を作ったはいいけれど、そのメリットや世界観、有用性はきちんと伝えられていますか?というお話です。

野菜からwebサービス、アプリに洋服、コーヒー豆等々…、企業が提供する商品やサービスには色々ありますが、ほとんどすべてに「経営者の想い」が入っていると思います。「必ず人の役に立つ」という信念や「世の中に求められてる物」を考え抜いてサービス化した物、あるいは長年培った技術に特化した商品など、想いの違いはあれど経営者が岩をも通す信念を持って世に生み出されていく。大概の商品というのは、そうやってかなり真剣に商品化されていってると思います。

ただ、その「かなり真剣な想い」とは別に、大抵の場合その想いを「表現・見える化」して見込み客に伝える役割のデザインは相当にチープな場合がほとんどで、世の中の大概の商品は大事な想いと反比例してるなぁとよく思います。


改めて言いたい。会社の方向性、商品の良さ・世界観はきちんとお客様に伝えられていますか?


商品開発時に悩んでペルソナ設定した見込み客は、ちょっと接触したくらいでは商品の良さに気付けません。自分で作ったパッケージやチラシ、クラウドソーシングで1〜3万で発注したwebサイトでは理念を伝えることは難しいのです。
真剣に作った商品・サービスが1〜3万の価値ではないでしょう? そもそもデザイナー側も1万や2万でデザインを作って生計を立てることは相当難しく、このくらいの金額でやられてる方は副業、デザイナーと言いながらも実はデザイン事務所や制作会社で働いたことのない独学の未経験者がほとんどだと思います。正直、独学の未経験者に理念を見える化するようなデザイン制作をすることは難しいです。そのほとんどが「色どうしますか?」とか「どんな形にしますか?」などの見た目の話に終始するだけで精一杯になると思います。
やはり多くの職業と同じようにデザインも、きちんとしたデザインを作るにはある程度のお金も必要になってくるのです。


Half Moon Journeyでも色々な商品やサービスのデザインをさせていただいていますが、お客様の感想として今までとは違うお客様が来るようになった、イベントの内容がお客様にしっかり伝わるようになったとの感想をいただいてます。想いをデザインできっちり伝えられるようになると今まで気付かなかったお客様にも気付いてもらえるようになっていきます。

デザインなんて…と言われる経営者の方も多いのが実情ですが、それはデザインを扱ったことのない方が言われることが大半で、一度使われるとその効用に気付いて定期的にデザイン活用してくださる方がほとんどになります。
商品やサービスに自信があったり、信念を持って起業され、立派な企業理念がある会社ほど、自信がある分デザインを使わなくても大丈夫!となりがちな傾向がありますが、そういう会社ほどデザインを使って欲しい。デザインというのは「見た目」だけの話ではなくて前述した通り「想いを伝える」が本懐なので、筋の通った想いがあると良いデザインになる可能性がすごく高いのです。またそういう仕事の方がデザイナーもやりやすい仕事なので本来お互いにとてもメリットのある仕事となります。

色々と書いてしまいましたが、デザインを使って商品や会社の想いを伝えることはとても大事なことだと思っています。そうやってお客様と適切なコミュニケーションを生み、商品に共感してもらい応援してもらう土壌ができていきます。理念や想いのある会社ほどデザイン制作に意味がある。商品作りはファン作り。ぜひ活用してもらいたいです。

最後までお読みいただきありがとうございます。励みになりますので「スキ」ボタンも押してもらえると嬉しいです。