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商品のプロモーションにデザインが欠かせない理由。 これを見ればデザインを使うメリット、使わないデメリットもわかります。

こんにちは、東京 文京区のデザイン事務所 Half Moon Journey です。
今回はデザインがプロモーション活動においてどのように役立っているかを語るブログにしようと思っています。中小企業での新商品の販売促進目的で行うキャンペーンでは「予算がないから」が理由で、営業社員がパワーポイントを使って自分で作ったチラシをもっていったりしていますが、この部分がとても損していると思うのと、商品開発にお金をかけたのなら販促までお金かけた方が絶対良いと思っています。また、合わせてメリットもお伝えしていければと思って下記3つにまとめました。ぜひご覧ください。


1.伝えたいことが伝わっていない
社員が自らチラシやHP上のバナーなどを作る場合、やはり素人ですので情報整理ができていないケースがほとんどです。情報整理ができていないので、チラシ全部を読んでもイマイチ何を伝えたいのかわからない場合もかなり多いです。デザインというと派手な見た目ばかりに注目しがちですが、お客様にきちんと商品情報を伝える情報整理もかなり大事。地味に見えるこの部分こそ大事にしなければなりませんが、素人の方には難しい部分でもあります。
この情報整理ができてこそ、チラシ・バナー・パンフレットなどのデザインを見たお客様にきっちり商品の「何が優れているのか・どういいのか・買うべき理由」が伝わるので大事な部分です。できていないとせっかくチラシやパンフレットを作ってお客様に説明しに行ったのに、どんな商品なのか伝わらなくなりますよね。こうなると販促活動の意味がなくなってしまいます。商品を作ったのならデザインもちゃんとしたほうがいい!効果的な販売促進を行うためにも気をつけるべきです。


2.商品の魅力が伝わってない
一番わかりやすい部分で、デザイナーか素人が作ったか雲泥の差が出る部分です。パッと見の影響って大きいので言わずもがな全然違ってきます。やはりデザイナーの作るデザインは商品の魅力とお客様に見ていただけるビジュアル、それでいて商品メリットも伝えるということが同時にできる「商品を見せるだけで商品の何が良いのか一瞬で伝えるビジュアルづくり」が強みだと思います。
素人の方が作られるものはとにかく「商品メリット、メリット、メリット…」と商品の長所をひたすら文字で書いているケースが多く、あまり商品に興味のない状態からいきなり営業されるわけですからちょっとなぁ…、というものが多いですかね…。

この部分の差は大きく、例えば展示会なんかで一方はデザイナーがデザインした商品、もう一方は素人がデザインを作った商品で、お互いに競合だった場合は如実に差が出ます。何も知らないお客様が見た場合、素人感満載でひたすら長所を連呼するデザインと、デザイナーが作った商品ビジュアルにキャッチコピーだけで見せるデザイン。はっきり言って勝敗はすでに見えてます。
こういう風に商品を一瞥しただけで「戦う前に負けた」ことも起こりますし、お客様はそれを言語化できない「なんとなくこっちがいい」で選ばれるので、レポートでもこの要素は浮かび上がってきません。やはり商品の認知度を上げたいとか、お客様に選ばれたいと思うのであればある程度以上の「市場で戦えるデザイン」は必要になります。


3.デザインに素人感が出てると舐められる
みなさま経験のある部分かと思います。例えば営業の方との打ち合わせ中に「新しい商品作ったんですよ〜、これが商品パンフレットです。」と渡した際に、暗い写真でいかにもパワポで作った文章が載せてあったらすぐに「あっ、自分で作ったんだな」と気づきます。
これが保険会社の案内パンフレットだとどうでしょうか。どの商品でもきっちりデザインしてあって、保険会社の正社員だろうが、委託の社員であろうが毎回ちゃんとしたものを持ってきます。そうすると心理的に「しっかりしてるなぁ」と思いませんか?この「いつでもしっかりしてる」感覚が、「会社もしっかりしてそう」に繋がり会社の心理的な信用へと結びついていきます。
知らない会社の営業マンが来て名刺を出す際もそうじゃないですか?名刺がちゃんとした物だと「大きな会社なのかな?」「すごいベンチャーなのかな?」と思いませんか?逆にいかにも自分で作った名刺で、家庭用のインクジェットプリンタで印刷された名刺を手渡された場合は「ご苦労されて」なんて勝手に思いませんか?
デザインがしっかりしてるかどうかで知らぬ間に心理面での信用に変化が出ます。それがはじめての取引だった場合はなおさらです。こういった点からもデザインはちゃんとしたほうが良いですね。


いかがでしたでしょうか。
3つに要約しましたが、やはりプロモーションにはデザインがあったほうが圧倒的に営業しやすくなると思います。
最後に文章だけでは実感が湧きにくいのでプロモーションやキャンペーンでデザインが良かったものをご紹介していきます。Half Moon Journeyで作ったデザインではないのですが今回の記事の参考としてご紹介していきます。ちなみに当事務所でも多数デザイン制作していますので見たい方はご連絡いただければすぐにお見せできます。

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・スクラッチ・イン・ザ・レインキャンペーン(サカエチカ)

雨の日に来ると1,000円ごとにスクラッチカードがもらえるキャンペーンですね。若者向けのイラスト、軽やかなイメージでデザインを作っています。情報整理として「1等 商品券」の部分を黄色で被せて見やすいようにしています。

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・オータムスイーツコレクション(東京ソラマチ)

こちらは写真ディレクションとロゴで見せるタイプです。とにかく撮影で商品を「美味しそう」と見せることにより、惹きつけるビジュアルと「食べてみたい」と思わせる要求を同時に喚起しています。それをクオリティの高いロゴで補完する感じですね。

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・秋のさんま祭りin新潟(秋のさんま祭り実行委員会)

勢いで見せるタイプです。背景を黄色一色で見せつつ、秋刀魚のイラストも特徴的なものにすることで「来てね!」感をだしています。各地で行われるさんま祭りと一線を画したデザインになっています。

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・華麗なるカレーカーニバル(アトレ川崎)

カレーなのでインドっぽさを出していますが若者向けなイラストを使用しています。カレーフェスだけだとどんな客層が来るかわかりませんが、こうやってデザインで若者感を出すことにより、来て欲しいお客様へのフォーカスができ強いメッセージになります。


以上、「商品のプロモーションにデザインが欠かせない理由」でした。こういったプロモーションやキャンペーンのデザインはhalf moon journeyの得意分野ですので、お悩みの際はぜひご相談ください!

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