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パンフレット制作時にはここを意識して! 発注側のやることまとめ

こんにちは。デザインパンフレットという主に東京・埼玉の中小企業様を中心に会社案内や製品パンフ、学校案内といったパンフレット専門制作サービスを運営してますデザイナーの小川です。
ご依頼いただく企業の方々には「実はパンフレットを作るのがはじめてで…」という方も結構いらっしゃいます。そんな方達のために今回は、パンフレット制作時に発注側がやることや心がまえ等をまとめてみました。迷っている方、どうしたらいいかわからない方は一度ご覧いただき参考にしていただけると幸いです。


目的を

1.まずは作る目的を考えよう
まずはこれです。会社案内であれば会社の紹介、製品パンフレットであれば商品の紹介という具合に「作る目的」をはっきりさせましょう。目的をはっきりさせる事は思ってる以上の効果があります。目的を持たずにはじめてしまうと「まずは会社概要が必要で、社員紹介で誰々さんを出して会社の外観を撮って…」と数多くの内容を考えているうちに作る目的を忘れてしまって思いついた内容の集合体になりがち。パンフレットは掲載する内容が多いので「作業だけで精一杯、完成が目的」にならないようにしましょう。せっかくお金と労力をかけて作るものなので良い物を、社員の皆様に使ってもらえる使い勝手の良い物になるように、まずは作る目的をはっきりさせて制作中も常に頭の片隅で覚えておくといいですよ。


必要な情報は

2.必要な情報は何か書き出していこう
先ほど書いたように会社案内や製品紹介は掲載する内容が多く多彩です。作り始める前に必要なものが何か、リストを作ってまとめましょう。前述した1.の作る目的を考えて、それに必要な物がなにか書き出していく。この2つをきちんとやるだけでかなり骨格のしっかりしたパンフレットへとなっていきます。はじめてだとその場その場で考える事も多くなりますが、それでは一貫性が弱くなりがちです。また、「制作会社に任せればいいや〜」という考えも危険。制作会社はパンフレットを作る専門集団ではありますが、制作において一番大事な「会社のこと」は発注側企業の人間(社員)でないとわかりません。会社のおかれている状況や競合企業との関係性、新商品が今までとどう違うのか?これから何をして行くのか?これらは社外の人間である制作会社が判断する事はできません。また、判断して欲しいとも思わないでしょう。そういった理由からパンフレットの骨格となる「何が伝えたいのか?」や「掲載する内容」はまずは自分達でじっくり考えてみましょう。その後に制作会社にアドバイスをもらえばいいのです。「自社のことをしっかり考える」面倒な作業かもしれませんが、考えた時間ほどパンフレットも良いものができます。ぜひ頑張ってください。


撮影は必要

3.撮影は必要か?
ここは予算の関係になります。ちゃんとしたカメラマンを入れて撮影すると大体5万円から、1日とか2日と撮影期間が伸びると10万円以上しますので予算があるかきちんと確認しておいてください。予算がない場合「ストックフォト」と呼ばれる既に撮影してあるイメージ写真を使うのが定番ですが、デザイナーの立場から言うと汎用品なのでオリジナリティや面白みに欠けがちです。できれば写真撮影してしっかり自社の事が伝わると効果的。結局「できるだけやったほうがいい。でも予算がないのならしょうがない…」が一つの判断基準になると思います。


スケジュール

4.進行スケジュール等の段取りを逆算して考えよう
かなり大事です。パンフレット制作はまず制作の目的を決めて会議に出して予算取って制作会社の選定、それから打ち合わせ…、と完成までにかなりやる事が多いです。しかも16ページ以上にもなるとボリュームが出てくるので余計に大変。撮影は関係者の日取りを合わせないといけないし、予想以上に制作期間がかかるものです。そこでスケジュール表は必ず作りましょう。パンフレット制作して「展示会で配りたい」や「年内にできて欲しい」など、色々と要望もある事でしょう。それらに間に合うように、常にスケジュールは完成予定日から逆算して作り、またこういった制作には遅れもつきものなので、予備日も設けた余裕のあるスケジュール作成が望ましいです。しっかりと進行スケジュールを作れば段取りも心の余裕も違ってくるので、面倒ですがぜひきちんと制作しましょう。


上司の確認

5.確認を取る人は誰か?
意外に大事です…。制作して大体できてくると課長や部長といった上司に確認してもらう事になると思います。そしてこれが時にとても厄介になるので事前に「誰に確認を取るのか」はきちんと把握しておいた方がいいです。すんなり「じゃあそれでいいよ!」と言ってくれる人なら良いのですが、自分のこだわりがやたら強くて細かな所まで自分の思い通りにしたい人、よくわからないけど部下にとにかく何か言って存在感を出したい人、何も考えずに思い付きで指示する人、といろんな方がいます。そういった方達に捕まると延々と修正作業が発生して締切に間に合わない!事態も起こってくるので、事前に確認を取るのが誰なのか?どのくらいの期間で対応するのか?スケジュールに予想される限り入れておくべきです。ちなみに面倒な人のかわし方としては、「上司に修正を1度もらって、その後修正が終わったら進めておきます」的な言い方にしておく方法もあります。面倒な人になると締切や周りの苦労がわからずに延々と修正を入れ続けるので注意しましょう。


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6.デザイナーとの打ち合わせに臨もう
ここまできたらそろそろデザイナーとの打ち合わせになってくると思います。よく「デザイナーとの打ち合わせははじめてなのでどうやっていいかわからない」と聞くのですが、基本デザイナーとの打ち合わせに準備は不要です。前述したなんでパンフレットを作るのかといった目的や会社の内容や状況がわかれば、後はデザイナーがまとめていくと思います。もしこれができなかったらちょっとデザイナーの経験が浅いかも…しれませんね。ちなみに打ち合わせまでに「こんなデザインがいい」といったデザインイメージを持っていくのは注意して欲しいです。デザインについて専門的な職業についてない方の「こんなのがいい」は、「素敵なデザイン=自分の好み」である事が往々にしてあります。あくまでパンフレット制作の目的は会社の売上への貢献。自分の感覚で良いと思う物と会社の色や求められるデザインは違う事の方が多いです。よってデザインに関しては基本的にデザイナーに任せた方が間違いは少ない事が多いです。


以上、「パンフレット制作時に発注側がやること」まとめでした。これを参考にぜひ良い会社案内や学校案内を作ってくださいね!

東京・埼玉のパンフレット制作なら「デザインパンフレット」
http://designpamphlet.com

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