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3D・映像制作に優しいマウスとペンタブ、その設定

ずっと座って描いたり作ったりを生業にしている人にとって、体にガタがくることは最大の恐怖です。50-60歳になるまで無理しても平気と思っていた若き日の私よ、20代で腱鞘炎もぎっくり背中にもなりますよと今なら言いたい。エルゴノミクス(人間工学)に則った体に負担の少ない機器を揃えるのは長くクリエイターをやるならほぼ必須と言って良い投資です。

(本記事とは関係ありませんが、サンゼさんのnoteで公開されているハーマンミラーの椅子は最高です。前の会社にあったので、ダメ元で退職金としてひとつくれと言ったらアカンに決まってるやろと怒られました。)

投資すべき機器は椅子以外にもマウスやキーボード、スタンディングデスクと色々ありますが、私はその中でも体に負担の少ないエルゴノミックマウスとペンタブ、そして3Dや映像クリエイターに使いやすいようなペンタブの設定の仕方やバグの直し方を紹介したいと思います。OSはWindowsです。

マウスへの投資と人体の構造

自然に立っている・座っている状態のとき、ヒトは手のひらが内側になります。従来のマウスやキーボードは手のひらが下に向き、微弱ですが腕をひねっている状態になります。短時間では問題ありませんが、マウスを使っている時間が長い3DCGや映像クリエイターさん、キーボードを叩いている時間が長いライター・エディターさんにとって、人体の構造に合わない機器を5年、10年と使うことは腱鞘炎のリスクが高いです。これを解決するのがエルゴノミックマウスです。

既に腱鞘炎を経験しているのもあって、私もエルゴノミックマウスを使っています。問題点があるとすれば、充電忘れ・電池切れで詰むということですね...今日はそんなやらかしをまたやってしまったのもあり、ペンタブを試しました。

ペンタブ、というか伝統的な鉛筆やペンを含めたスタイラスはエルゴノミックなデザインになっており、腱鞘炎回避のためのオプションとして注目を集めています。エルゴノミックマウスでも体の調子がおかしかったのがペンタブで治った、という話も同僚に聞きました。個人差はあると思いますが、慣れておいて損はないかと思います。ちなみにペンタブはWacom Intuos Pro Mediumを2014年からずっと使っています。もともとイラストでも結構仕事があるので重宝しています。

最近はワイヤレス版も併用しています。机がスッキリするのに接続も悪くないところが気に入ってます。

箱がカワイイで私の中で話題になっているワコムさんです。

ソフトウェアごとの設定と調整

映像・3Dクリエイターにとってペンタブがネックになる理由に、使うソフトウェアが多いことクリックの組み合わせが多いしどれも頻出なこと(右クリック、右ドラッグ、中央クリック、中央ドラッグ、どれもめっちゃ使いますよね)があるかと思います。今日は私なりの設定を紹介します。

デフォルト設定

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こんな感じです。下ボタンが右クリック、上ボタンが中央クリックです。ペンタブはクリックとドラッグを認識していないような感覚なので、これじゃドラッグでけへんやん、ということになりますが後ほど説明します。ここから大事なポイント、マッピング設定でWindows Inkを無効にしてください。

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Windows Inkは色々な問題の現況になります。

・ChromeやEvernoteでドラッグできない
・クリックをドラッグと認識して誤作動する
・反応が遅くなる

更に反応が遅い問題を解決するために、コントロール→ハードウェアとサウンド→ペンとタッチで設定を変えます。

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初期設定ではドラッグを右クリックと認識します。これを設定からチェックをはずして無効化します。

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Cinema 4D動作確認

さてCinema 4Dで最大の問題になるのはやっぱりナビゲーションだと思います。動作確認のためにテキトーにオブジェクトをつくってプロテクションタグで動かないようにしてください。

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操作は以下の通りです。コツはAltキーを押す→ペンタブのボタンを押す→ドラッグを順番通りにやることです。

回転→Alt + ドラッグ
移動→Alt + 中央クリック +  ドラッグ
拡大・縮小→Alt + 右クリック + ドラッグ

After Effects

特に問題はないのですが、スクロールがめちゃくちゃ遅い。フォトショもイラレも普通なのに、なぜAeだけ。こればっかりはどうしようもないのでハンドツールで代用することにしました。ショートカットキーはHです。

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めお(meow)

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ボストン在住。フリーランサー/メディカルイラストレーター。医療CGや研究論文の挿絵が得意です。 http://maomiyamoto.com/