最終防壁の要
チェルシーとの契約更新の可能性が無いことをトゥヘル監督が発表した為、リュディガーがフリーで移籍市場に並ぶこととなった。
このドイツ代表DFの獲得競争でマドリーが優位との報道もある。
個人的にはリュディガーの獲得に関しては懐疑的である。
とはいえ、それはドン・フロレンティノが吟味したのか、少々疑問だったからだ。
フリーでの獲得可能DFで昨年のCL王者の守備の要。
そして、サラーを封殺する程の対人能力の高さ。
そのポテンシャルは欧州の中でもトップクラスなのは疑いようが無い。
ちなみに今期最高の補強であるアラバにはマドリーはかなり以前から注目していたこともあり、おそらくフロレンティーノはようやく実を結んだ案件だったと推察される。
過去記事を参照しながら簡単に経緯を振り返ると、マドリーは2017年時点ですでにマルセロの後継者としてアラバ獲得を目指していた。
しかし、ここでは左ラテラルの補強という名目だった。
当時は24歳だが髪型はすでにマルセロだ。
2年後の2019年にも獲得候補として話題にあがっている。
そして前シーズン冬の移籍マーケットで内定。ようやくマドリディスタの仲間入りを果たす。
彼の活躍はすでに御承知のとおりだ。
やはり個人的にはSp○tifyスタジアムでの自陣から駆け上がり、あの角度であの威力の「¡Madre mía, qué golazo!」と言える中距離砲をぶちこんだのは衝撃的だった。
エル・プレジテンテの慧眼はこの素晴らしい結果をもたらした。
加入初年度にしてまずはリーガ制覇の立役者の1人となったアラバ。
彼がパリで掲げるのは椅子ではなくビックイヤーであることを願っている。
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