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3分で分かるチームビルディング。成果を出したいチームほど着手すべき

こんにちは。川村ハルカ(@rocst_hal)です。

ベンチャー、スタートアップにおいてもチームビルディングの大切さは徐々に認知されるようになってきました。

今回の記事ではそんなチームビルディングの全体像について図解を交えて解説していきます。


スタートアップはなぜ死ぬのか?

アメリカのCB Insightsが行った研究にTop 20 Reasons Startups failというものがあります。

平たく言うとスタートアップの死亡原因についての研究です。

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順に

 1位:マーケットフィットしてなかった(42%)
 2位:資金枯渇(29%)
 3位:チーム構成の失敗(23%)
 4位:競合に負けた(19%)
 5位:価格設定の失敗(18%)

と続くのですが、注目すべきはビジネスを作り顧客を開拓する、あるいは継続的な資金を生み出す以外の要素である「チーム構成の失敗」が死亡原因の第3位に食い込んでいるというところ。

どのようなビジネスを行うかによっても必要なチーム構成や制度は異なってきますので、その整備をせずに走り続けるのはリスクが高いということです。


組織の成長には「関係性の質」が不可欠

次にご紹介するのは、ダニエル・キムが提唱した組織の成功循環モデルです。

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関係の質から着手すると
・一人ひとりのメンバーが、この人たちと一緒に仕事をしたい、自分にももっと貢献できることがあると前向きに考えるようになる
・仕事やチームワークに対する思考の質も高まる
→グッドサイクルへ

いきなり結果の質から着手すると
・人間関係ができてない状態なのに成果は上がらない
・対立や摩擦が生じ、マネジャーが命令したりするケースが増加
・関係性の質が悪化
→バッドサイクルへ


目的や成果のためにメンバーや関係性がないがしろにされていないか

あるいはそのが逆のパターンもありまして、

メンバーに忖度しすぎて仲良しなだけの成果もスピードもないチームになっていないか

は常にチェックし改善の手を入れてやる必要があります。


グーグルの研究にもあるように、チームの関係性の質が良いほど、心理的安全性が高いほど、結果として生産性も高まっていきます。

【生産性の高いチームの特徴】
①チームの「心理的安全性」が高いこと
②チームに対する「信頼性」が高いこと
③チームの「構造」が「明瞭」であること
④チームの仕事に「意味」を見出していること
⑤チームの仕事が社会に対して「影響」をもたらすと考えていること

参考:google re:Work「効果的なチームとは何か」を知る


すべての道は「心理的安全性」につながる

心理的安全性とは、端的に言えば「メンバー一人ひとりが安心して、自分が自分らしくそのチームで働ける」ということ

(引用元:『世界最高のチーム グーグル流「最小の人数」で「最小の成果」を出す方法』

心理的安全性は、いわばチームが成果を出すための前提条件です。

・タスクをやってこない
・レスポンスが遅い
・MTGで意見が出ない。消極的。

といったチームの不和は、心理的安全性の欠如に起因している可能性があります。


そのメンバーにとってそのチームは、安心して自分を表現できるほどには安全な場所ではないのかもしれません。

まずはこんなワークショップから着手してみてはいかがでしょうか。

飲み会でコミュニケーションを取るのも良いのですが、飲み会が苦手なメンバーもいますので、
・話題の提供
・発言機会の提供
・業務以外の対話機の場の提供
によってコミュニケーションの質よりもまずは量の増大を図っていきます。


さらに、心理的安全性のあるチームは失敗に対して寛容です。支配型の組織とはちがい、結果的に失敗から新たな学びを得ることでぐんぐん成長していくことができます。


もっと詳しく知りたい方はこちらの本をどうぞ!


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