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俳句観エッセイ集

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素人レベルが俳句に対する見方をまとめたエッセイです。個人の勝手な見方ですので、必ずしも正しいとは限りません。
これから俳句を始めようと言う方、初心者におすすめです。日常会話とは違った言葉の使い方や、何をどう意… もっと詳しく
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記事一覧

【俳句観15】「衝撃→感傷」の流れがある句は人の心理をついている件

偏見ながら、キャッチーな句を作るには衝撃からの感傷が鉄板だと思います。まず「衝撃」は読み…

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【俳句観14】3点チェックでクオリティをアップしよう⤴️

投稿前に行う素人俳句への3点チェックを書いておきたいと思います。 1.動詞を使って逃げた…

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【俳句観13】らくらく作句テンプレを作ってみた

俳句の構成要素を「季語」「体感&質感」「五感情報」の3つに大別して PowerPoint にまとめて…

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【俳句観12】動詞と心の質感

1.動詞は少なめが吉 動詞は具体的にイメージできるものが多くて、頭の中の映像を部分的に進…

【俳句観11】俳句をはじめた理由と思わぬ効果をまとめてみた

俳句をするようになった遠因と個人的な理由がある。 【遠因】📺テレビの刷り込み遠因としては…

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【俳句観10】心の質感を封じて”ふつう”から抜け出したい

ふつうな事をふつうに詠んでも”ふつう”どまり俳句の基本は写生だけれど、素人がパッと思いつ…

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【俳句観】素人のひねくれた俳句の見方

【悲劇】中学での短歌の大会大賞受賞が元凶中学生の時に国語が大嫌いなのに短歌でうっかり大会大賞を受賞してしまいました。当時は、唯一漢字の読み書きだけが得意で、それ以外の国語の分野はてんでダメでした。偏差値38と、ある種の言語障害みたいなものがありました。読解力や作文力、語彙力は中学でも小学校入学レベルだったので、読書感想文は本当に地獄でした。 まともに読み書きもできないのに短歌なんかできるわけありません。コンクール課題も大人がいかにも好きそうなことを書いて提出しただけです。な

【俳句観2】素人が俳句を科学する

俳句の特徴だなと思う事項3つを整理してみた。 自分のような知識も経験もない初心者は俳句界…

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【俳句観3】個人的な創作思想

昨日の一句。 知識の無い者・初心者でもその凄さが分かるように創られたものは、興味や入門を…

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【俳句観4】素人は意味をたくさん含む単語を使おう☕

俳句は使える字数が限られているので、できるだけ意味を多く含む多含意単語を使いたい。例えば…

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【俳句観5】”落ち葉舞う”の甘さ

俳句の初歩で陥った罠を紹介しよう。”落ち葉舞う” という今思い返せば顔に硫酸をかけられそ…

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【俳句観6】俳句に使う動詞を考えた件

アホの一つ覚えのように「言葉で言葉を飾らないようにしよう」と自戒してきた。その理由は、カ…

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【俳句観7】助詞って凄くないですか?

下手の横好きハイカーの自分は未だに助詞を理解しないままにやっている。なぜなら、何も知らな…

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【俳句観8】助詞って凄くないですか?2(白杯、後の祭り)

前回の振り返り「に」——時間や場所の指定と共に、大きな風景からのズームアップによって詩を立たせる演出に効果的だ。ただし、「どこどこに何々がある」のような説明の意味で使うと、詩情が削がれるので注意が必要だ。 「の」——修飾と連結としての使い方がある。「が」とは異なり、連結することでピントを飛び飛びに移動させていくピント移行の演出が可能だ。注意すべきは、より前にある名詞が1枚画にボケ味がかかって見えることで、それが演出として効果的かよく考慮しないといけない。 「を」——「の時