ワールドセット「終末の日々」

テキスト専用ミニTRPGシステム「ライアライズ」で使用できる、サンプルワールドセットです。

■ワールドの概要

西暦20XX年の地球上。

「終末が来ることを我々は知った」
そう言って、それまで表の世界から隠れていた異常なものたちが次々と顔を出した。
ある者たちは、神の怒りが世界を砕くのだという。
ある者たちは、致命的な戦争が起こるのだという。
てんでばらばらの終末論を乱立させ、それぞれが生き延びるために手段を選ばず行動を始めた。

その日から、世界はまるでB級映画のミックスジュースさながらになってしまった。
そんな世界の片隅のワンシーンを遊ぶためのワールドセッティング。

■要素

・あり:超能力、魔法、異種族、超技術などほぼ何でも
・なし:-

■ワールド専用追加ルール

・シナリオのデータに「▼ワールドセット:終末の日々」が加わる。
・PCのデータに「・所属組織」が加わる。
 下記の5つの組織名のいずれか、あるいは「無所属」を選択して記入すること。

▼PCの所属組織一覧

『D.E.M.』
・技術によって終末を生き延びようとする組織。
「世界が終わった後で世界を作り直すために」あらゆる倫理をかっ飛ばして技術を進歩させている。
・所属PCの立場は「博士」「実験体」「ロボット」など。
・機械類から薬物まで、技術に属する力は何でも使う。

『プレイア』
・祈りによって終末を生き延びようとする組織。
 いずれかの神に祈り、救いを求める。
・所属PCの立場は「天使(本当に羽が生えている)」「神官」「末端の信者」など。
・奇跡や魔法に近いものを使う。

『ティス・トゥルー』
・記録によって終末を乗り越えようとする組織。
「これまでの世界のすべてを記録に残せれば、それは即ち我々が生き延びたということだ」
・所属者は「芸術家(詩、歌、画、ダンスなどあらゆるジャンル)」「司書、学芸員、アーキビスト」など。
・知識と情報収集に長ける。どこへでも出向いて記録を行うため、ある程度の戦闘能力も持つ者も多い。

『蛇蝎』
・力によって終末を生き延びようとする組織。
 暴力を是とする組織の集合体。
「世界の終わりとやらでくたばるのは弱者だ、全てを奪って我々が生き延びる」
・所属者はいわゆるマフィア、ヤクザなどの者たち。
・闘いや武器の扱いに長ける。違法物品を所有していることも多い。

『ゼノジェニック』
・ただ待つことによって終末を生き延びられると考えている組織。
 人外や怪異の集団。
「終末とは人間の世界の終わりに過ぎない」
・所属者は「モンスター(異形の肉体を持つ)」「ファントム(肉体を持たない)」「エイリアン(地球外から来た)」に大別される。
・超能力をはじめ、様々な異形の力を用いる。
 理解しがたい価値観を持つ者が多いが、人間に対しては「滅びゆく哀れな奴ら」という姿勢のため意外と余裕の構えで協力したりもする。


■サンプルシナリオ

とある厄日
天使を描く