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含蓄

 家族と、エッセイは含蓄がある人が書かないと面白くないという話になった。そもそも含蓄とは内に深い意味を含んでいることだそうだ。

 私についての評価を聞いてみると、内に含まず表面を塗り替えているだけで、染まりやすく流されやすいと言われた。前に学んだことが蓄積されず、その時は考えるが事が済むと忘れるそうだ。まるでペンキ塗りである。プラスに捉えれば今を生きているということだと思いたい。

 振り返ってみると、自分の中で答えを出すことは少ないかもしれない。仕事では根拠を見つけ、それに基づいて話を進めるが、私生活でもそれに尽きている。たまに自分でも自分のしたいことはなんなのかわからなくなってくる。

 持ち物を減らせば本質が見えてくるんだろうか。絶賛断捨離中であるが、ブランドバッグが一向に手放せない。

 最後に弟から救いの言葉があった。
 色々な経験をしているから私の中に含蓄はあるが、言葉にできないだけで直感には生きているのではないかと。

 含蓄のある人間になるために、物事を自分の中で咀嚼し、吸収していきたい。


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