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舞台『刀剣乱舞』維伝 朧の志士たち  円盤発売記念!!なレビュー【前編】

維伝・朧の志士たち が無事に千秋楽を迎えたことも既に数年前の事のような気がしています。
ほんの今年の正月の出来事だったのに、思い返せばあんなに幸せで良かったのだろうかと思う程に祝福され恵まれた舞台でしたし、あれだけのアクションや舞台転換が数多くありつつ大きな怪我・事故、何事もなく舞台の幕が下りるという事が本当に奇跡でしたね。
いつもどの公演でも私は『無事開幕して無事閉幕しますように』と願いますが、今の日本を見ると改めて全公演が綺麗に幕を下ろし、円盤も無事発売できていることを喜ばしく思います。

奇しくも今作は“かつてのこの国の激動”の時を描いています。
今現在、日本だけでなく世界中が混乱と不安の渦に巻き込まれている中ですが、このかつての日本の物語を見直すことで何かの希望になったり、恵まれていた幸せな時間を思い返したり、“この国”への一人一人の思いが、なにか良き方向へ向かうことを祈り、円盤発売を祝い、維伝公演を見守った時の思い出と共にアツく“萌えポイント”をつらつら書こうかと思います。
感想なのでほぼ主観ではありますし、私はネタバレ禁止とか、推理小説じゃあるまいし意味ないんですけどと思ってる派なので、がっつりネタバレしてます
それでも許せるよという方。ネタバレの所は察知して飛ばせる方は是非  この作品を深く知って広めてほしいです!!

◆初・刀ステ観劇

実は私は舞台版、いわゆる刀ステの公演を観劇するのは初めてでした。映像では慈伝以外は見てます。
何故ステに行けていなかったというと、理由は簡単。。。
【チケットがご用意されなかった】です!(笑)
しかし今回は本気でどうしても見に行きたかったので気合を入れましたよ! (星占いなどに従ってみただけですが笑)
初めてご用意された奇跡の席がドセン5列目だったので、もう勝手に“今回はご縁がある!”と親近感&テンションも上がる中、初日の評判も上々と聞こえてきました。
初日の評判が良いのは、こう言ってはなんですが刀剣乱舞作品全部そうなので、『しんどい 俺たちの刀ステが帰ってきた』と多数の人に書かれてた事以外あまり深く考えず、SNS感想は極力見ずに、なるべくまっさらで劇場へ行きました。

ところで今回初めて刀ステ公演にどうしても入りたい!見たい!と思ったきっかけが【小烏丸様 今度こそ見たいぞ(悲伝全落ち】【染鶴様拝めるの!?】【土方組が居る!】【ステの幕末が見てみたい】でした。
加えて私は歴史オタで新選組ガチ勢なのですが、今回どう見ても竜馬や新選組の敵側の話で、そこもすごくどんな感じになるか気になっていたわけで、ものすごくどきどきでした…。

私が初刀ステへ行った回は初日から少し経っていたので、劇場へ着くと周囲の方達は既に複数公演入っている方ばかりらしく、とてもリラックスして開幕を待っていました。  
いざ私自身も観劇すると、幕が上がって5分もたたないうち『これは今までの刀ステラインナップと一線を画す』そして『舞台裏など見えないところの人達も含め、全部好きになる!』と感じました。
これはちゃんと舞台を見ていれば皆さま共感いただけることと思いますし、あとでじっくりと語らせてくださいね(笑)

さて現場へ入った時の素直な感想としては『(初日間もなかったので)意外にもキャスト達は探り探り演じていた』というのと、『客席の良い反応を受ければすぐにそれを吸い込んで、まさにその場でキャラが力強くなっていく感じがした』ですかね。
何か(いつもの刀ステと)違うなあと思っていたのですが、演出の末満さんがひっぱりだこな時期で他現場へ入っていたそうで、咄嗟の事などはキャストやスタッフで考えてその場その場臨機応変に作り上げていた部分もあったから なのかもです。
結果、決まりきった公演がレコードのように上演されているというよりも『客席の反応で舞台が育まれていく』という、個人的に演劇の“こうであってほしい”という理想像。舞台の最上級なかたちになっていたのかなと思います。

正直なところは、私はこれまで末満さん作品が苦手でした(笑)
末満さんのファンの方達がすべての作品をトランプ(末満さんの劇団のオリジナル戯曲で長編シリーズものです)に繋げてくる習性があって“クセがあるなあ”というのが非常に大きいです(汗
刀剣はゲーム原作あるのでトランプと繋がってたらおかしいし、繋がってたら刀剣乱舞の世界を殺してるんじゃんと思うんですよね。
要はもし本当に意図的にリンクしているのだったら脚本のプロとしてどうなのということです。ファンの方々が(ここはトランプのあのシーンとリンクしてる)などと勝手に言いふらしてるのが最も問題と思いますが…。

しかしながら、そんなややアンチ気味だった私がですよ。
もう冒頭からOP頃には目をキラッキラさせてたと思いますね。
きっと板の方から見たらすごく“反応の良い良客”だったと思いますw
逆に(めちゃめちゃ良い舞台なのでもっと見せて!)と思ってたので、もし反応良いと気付いていただいていて、それが役者さんの原動力になっていたのだとしたら嬉しい位でした。
今回のストーリー、演出は限りなく末満さんの香りがしない感じで、話が長く、ねっとりしがちなクセもほぼ無く本当に末満さんの作品か?という位に今までにないストーリー、物語の運び方、舞台構成、演出であるのは間違いないと思います。

こんなご時世ですが無事に円盤が発売されましたので、円盤で見る際は、 導入部分からすぐに引き込まれると思うのでヘッドホンをご用意いただき爆音推奨。部屋を暗くし劇場気分でじっくり見れる体勢を作ってから是非 刀ステ・文久土佐へトリップ(出陣)してほしいです。
物語の流れやテンポ、アクション、演出からBGM、照明、アンサンブルさんや歴史人物達の雰囲気などなど じっくり集中して見て、目新しさを感じ、何より 驚いてほしいです!
高確率でとてつもなく泣くと思うので、ハンカチか柔らかティッシュは手放さずに!!!
ちらっと円盤映像を見たのですがどうやら複数公演の部分を継いでいる場面もあり、配信版組も新たな驚きがありますよ!

※裏技でもないですが、たまたま私は前情報なしで初刀ステの直前に江戸城を見に行っており、まさに260年続いた江戸の歴史、町をふらっと辿った後に維伝を見たところ、ガチで歴史の波にのまれた感と涙腺崩壊が止まらなかったです。
より維伝の凄さを体感するには、見る前などに少し【日本の歴史・文化】に触れてからにしていただけるとより一層感動が増しますので、だまされたと思って前情報なしで歴史に触ってから見てみてください。
歴史なんてほぼ暗記してるぜ という方は、文化やそこから生まれた工芸品・美術品など、そういったものに触れるとかでもいいと思いますよ!

◆維伝 感想

語りたいポイントが多すぎるので小項目ごとに分けてます。まず
・舞台装置  

見てすぐ思ったのは『演劇だけでなく映像もふんだんで、見せ方がアニメや大河ドラマに近い』 ということでした。映像的表現も多いので、 難しく考えなくてもすっと入ってきてその分キャラクター達が何を考えているのか、どんな表情をしているのかなど、芝居を観る方に力を注げるのでありがたいしわかりやすかったです。幕末は時代背景が難解で色々と説明必要ですからね。
末満さんの幕末は初めて見ましたがすっきりわかりやすく、ドロドロ部分を伏せ刀剣乱舞の世界を前面に出していてすごく良かったです。
もしかしたら大河っぽい感じを目指してつくられたのかもしれないです。

維伝開幕後すぐに話題になったのが『毎回スタオベ』だと思いますが、舞台いくつか見た人なら見ればすぐその理由がわかりますし、色々な要素がスタオベを起こしていたわけなのですが、その一つの大きな要素が動く・動きまくる!舞台装置(人力)だと思います。
ここも維伝の大きな奇跡で、よく無事に終わったな…と、千秋楽には心底ホッとしたものですw
また、【階段】【橋】など印象的なセット。今までにない、よりアニメや漫画表現に近い照明、映像で見せるつくりなど、細かく見ていたら本当に飽きないのですが円盤で何度もチェックしなおしたいです!
        
さまざまな舞台設計の工夫により、まさに目の前にゲームそしてゲームの中の文久土佐がある!という臨場感が常にありました。
色々なものが動くことによってドラマを盛り上げ、感情をも動かし飽きさせない、エンターテイメントの髄といっても過言でない、ありとあらゆる手段で楽しませてくれる舞台だったと思います。
場面転換もどうやっているのか本当に謎な位に早かったり、舞台装置自体にも興味が沸くほどでした。舞台は大好物ですが、舞台装置自体に興味がわくのは初めてですw
また、舞台装置とは言えないかもですがカメラワークがとても良く、世界観と男士達のドラマに集中できるセンスの良い編集ですし、これから見る。という方は大いに期待して良いと思います!

・BGM  

刀ステが始まった時には既にミュがあって、向こうはミュージカルだけに 歌うし音に強いイメージでした。
舞台の方も毎回主題歌とEDがあったわけですが、私個人的には今までの歌が好みでなく、実は維伝制作が発表されてサイトが出来た時に事前にご意見申し上げた気がします。そのせいかはわかりませんが、今回の主題歌、BGMともに新鮮な感じ、そして作品世界観に合ったとても良いものが出来上がったなというふうに思いました。音楽は完全に個人の好みなので、合う。としか言えないですが、特に主題歌は今までの特撮ヒーロー系みたいな派手な感じというより今回の出陣先である幕末を連想させるような、レトロと異国情緒、気怠さが入り組んだ曲調でたいへん好みでした。
刀剣男士はヒーローではあると思うのですが、ファンが見たいのは彼らのドラマですよね。そういった心の葛藤や出陣先での物語がそのままスッと主題歌になった自然な感じだなと思いました。
BGMも、普通どこの舞台も(ちょっと無音多いな…)と感じるのですが、維伝は相当の曲数を使い、過去BGMも入れ、音でも大いにドラマを盛り上げていると感じました。
一番印象的なのはラストバトルのBGMなのですが、あの曲が、こんなに ドラマティックだと思うなんて!!!と、もう、あのBGM聞いたら自然と涙が出る体質になってしまったと思いますw
他にも今までにない【効果的な使われ方】が多々あるので円盤リピートの際には耳をこらしてみて下さい。
特に、なのですが土佐組の子たちのアクションや心が動くシーンの照明・BGMは画期的なまでの新鮮味があり 心に残り続けていますし、『ここでこういう照明が来たらいいな。こんなBGMきたらいいな』というのが不思議と次の瞬間叶うんですw
なので本当に理想的な舞台だったとしか 言いようがないですよね。

・役者   

舞台開始後すぐアンサンブルさん、遡行軍や村人、武士達の力強さ、技量の高さがわかり、安心して見れていました。 よく、剣術稽古も攻め手より受ける方が技量が高くないと危険といいますしアクションや手順をきっちりこなし、更に攻撃を受け止めることのできるレベルの高い方達が揃っている!と劇中ですぐ感じ、おかげでその分多く物語に集中できました。
豪勢なことにアンサンブルさんの殆どは様々な劇団の劇団員さんということで、だからこそとても難しい公演なのに安定した舞台になったのかなと納得しました。
よく、スタッフさんのおかげで乗り切れましたというようなコメントがありますがまさにその言葉通りだと思います。いうなれば土台、縁の下すらもがエキスパートに守護されている という感じでした!
ちょいちょい村人などの演技、ガヤなどがあり、彼らが客席降りしてくることで客席も【文久土佐の町】になるのがとても印象にあり、心地よかったです。客席降りは本来ああいう感じが演劇的で良いですよね。そして客席も町の一部なのだと感じることで更に更に物語にのめりこめました!
劇団員さんを多く使う事によってなのか、アニメや大河風でもあるのにとても演劇的で【自分達客席も公演の一部】となれているのが一番どきどきしました(*´ω`*)
公演での一体感というのは、アニメや大河では感じることのできない特別なものだなあと、改めて維伝公演で身に沁みましたね。
本来あるはずのない景色を『在る』ように感じさせたり、居るはずのない人物を『そこにいる』ように思わせるほどの臨場感を感じさせてくれる。体感させてくれるのが、私は演劇だと思っています。工夫を凝らされた舞台で その物語世界へと違和感なくいざなってくれるのはやはり役者さん達で、彼らの特別な技なのだと思いましたし、アンサンブルさん達もまた、私たちと同じく舞台刀剣乱舞を愛し、育もうとされているのがとてもよく伝わりました。是非彼らの表情を追ってくださいね!

刀剣乱舞の各シリーズで、もしかしたら男士より重要な役どころである歴史人物。
歴史ものであるがゆえに、刀剣の元主や周辺の歴史に関わる人物の物語は大事ですよね。今回はその重要な歴史人物達においても、ばっちりキャリアのある劇団員さんです。
話のキモである竜馬役の岡田さんに至ってはキャラメルボックスですよ! そしてここがミソですが、岡田さんは【過去に何度も竜馬役を演じている】ところです。
カンの良い人はすぐわかりますが刀ステはループ好きで、ループ自体がテーマなのかというほどループものをやっています。それを踏まえると、何度も竜馬役を演じ、いわば既にループ経験のある岡田さんを使うというのが演劇的に面白いしニクイ演出ですね。
キャラメル、竜馬といえば上川隆也さんが思い浮かぶのですが、東京凱旋の時だったか維伝観劇されたそうで上川さんはドラマでも竜馬役やってますから楽屋で何を話したんだろう~ とか、にやけちゃいますねw
確か岡田さんのブログで「少しは褒めてくれるかなと思ったけど」みたいなこと書かれてた記憶ですw
良かったら岡田さんのブログさかのぼってみて下さいませ。ばりばり演劇人さんなので演劇好きが読むにあたって普通にブログ記事が面白いです。
    https://ameblo.jp/okada-tatsuya/
岡田さんの竜馬ですが、もう堂にいっているとしか言いようがなく、幕末の重いテーマの中、会場を笑いで一体化させるのもお手の物で 計算されつくしたプロの技という感じでした。とにかくアドリブがうまい!若手の子たちは是非見習ってほしいですね。まああれはセンスなので一概に習うものでもないですが。
竜馬に話を戻しますが、時々上川さんの竜馬に見えたところもありました!^^と、言っておこうw(ホントですよ)
とにかく、もしも生き延びていたら竜馬ってこんな人だったかも(司馬版)な、まさに皆さんが思い描く竜馬でした!
       
他、とても話題になった以蔵役の一色さん、公演終わると魂抜けてしまう いつも全力な神農さん、敵役武士が大いにハマり役な唐橋さんなど、せっかくならこのメンツで今作を映画製作した方がいいんじゃないかという豪華さ、そして実力のある演技派ばかりで、どっぷりと幕末土佐のドラマを堪能できました。
ベテランがしっかり支え、舞台経験が少ないキャストが初々しさを発揮するとてもいい形で、末満さんが現場にいなくても演劇的にプロフェッショナルにまとまって無事終演できたのはやはりベテランの彼らの功績が大きいのでは。と、私は思います。
実力・経験のある劇団員が多かったことにより、今までの特撮っぽい刀ステではなく演劇寄りになり、ミュとの差別化が出来たのではとも思いますね。ミュも結びはアンサンブルさんの動きや声が多く取り入れられ、演劇的で面白かったのですが維伝はさらにそれをプロフェッショナルに煮詰めた感じで、大ッ変に好みでした!
改めてそんな空気を作り出してくれた彼らにお礼を言いたいです。
        力を尽くしてくれてありがとう!

 ・刀剣男士 
ようやく男士まで来ましたw 極力簡潔に(短いとは言っていない)いきますねw

【小烏丸】 悲伝も見たかったけれど、全落ちしたので代わりにというか魔界転生は見てたのですが 玉ちゃんは人外ほんとうに上手いし、保志くんの声に聞き間違えるほど似てて、小烏丸の絶対条件である“気品”をしっかり保ってくれているし、ステでの小烏丸の描かれ方 や所作の解釈など非の打ちどころがないです。悲伝から2作目というのもあってキャラ度が安定しているし、裏でもちゃんと子らの面倒を気にかけて下さっているのだろうなと日々Twitterで感じていました。ぴったりというのもあるけど役が日常にもシンクロしていて、玉ちゃんが小烏丸で本当に良かったと心から思うばかり。公演回数重ねるごとに本当に演技が細かく、ライトが完全に当たっていない暗闇でも指先足先までしっかり小烏丸様でして、いやはや感服致しましたよ。
魔界転生の時も玉ちゃんの演技でだけ泣いたのですが、あの時より更に演技力が増したなと思いました。
それはやはり玉ちゃんの小烏丸への愛だと思うので、本当にお礼を言いたいです<(_ _)>ありがとうございます!
前作悲伝の時は豪雨、地震などで数公演ができなかったそうで、今回は全公演無事に終え、千秋楽を迎えさせてあげたい! とずっと祈っていたので叶って良かった。。。
若干感傷的というか、情に深い玉ちゃんの小烏丸様。キャスト変更したら 絶許!!抗議モノですよ~!(゚Д゚)ノ
小烏丸様のポーズは剣先を客席側へ向ける牙突っぽいのが多いのですが
(きゃ~!!こっちに小烏丸様の剣先が指先状態で向けられている~~!!)って、内心ぱーりぃでした。皆さんも円盤映像で剣先向けられて 高まってみてくださいね!!(/ω\)

        
【鶴丸】   染鶴様!?見れるの!?という部分も、今回現地絶対入るぞというきっかけでした。まさか見れる とは…。そして見て思ったのは、精度が上がってるしゲームの鶴が本当に出てきたかという戦闘立ち絵そのものなシーンとか心臓掴まれるかと思いましたし、5列目で拝んだ時は目が浄化されましたね(笑) 染鶴存在してるんだぁ~( ˘ω˘ )と、ここぞとばかりに見てしまいましたw
彼も小烏丸と共に二作品目の出陣になるわけですが、唯一無二の染様の鶴 といった感じで堂にいっていました。
もしかするとこれは染鶴要素なのかもですが、実際の刀剣は戦闘経験無い(細身すぎるし)筈なのに、だからなのか乱舞の出陣では戦闘を楽しんでいる節があります。原作にはそこまでそういった表現は無いハズなので、ふんわりと入ってるのかなあと思います。と、同時にそれって役者の思いもしっかり役に落とし込めている良いカンパニーなんだなと感じました。 
キャストが思うところがあっても意見を言うことすら無理な現場とかありますよね。はっきり言うと そういうの全部客席でわかるのですよ(笑)
言わされてる感満載の舞台なんて楽しくないですよねっていう話です。  維伝は前述したとおりベテラン劇団員が多く、演劇的な良い雰囲気を作ってくれていたと思うので、客席の反応などからちゃんと生きてる舞台を作ってくれるしそういう環境だからキャストも生き生きした演技ができていて、 よく言う【生き物みたいな演劇】が日々生まれるんだと思うんです。
2作品やった染様が思う鶴丸への想いがセリフや表情に自然に入っていて、ステ本丸の経験長い鶴丸国永になっているんだなあと、かなり見応えがあり満足感がありました。
長丁場の殺陣が多く、少しお疲れな顔色が出るところも、それはそれで目の前で戦っている臨場感があって最高でしたね~!
染鶴様の長めの袖を翻す時、風が来たのを忘れないッ!!><
おたくはこういうところで喜びますので今後もお願いいたします。

 【堀川】  今回の維伝でかなり話題の軸になったであろう土方組。新選組ガチな私は(彼らが大丈夫なの…か?)を確認しにいったところもあり(汗) 既にミュでは実装されてるので刀ステ土方組はどう受け止められるのかと心配でしたが、どうやらステ本丸の土方組は『活撃、またはゲーム寄り』と思って良さそうでした。
末満さんのセンスの表れだと思いますが、キャストを選ぶ時に原作声優の声に似た人、似た声を出せそうな人をちゃんと選んでくれているんですよね。
そんな中、物語冒頭から大事なシーンが多い堀川君。
色々な媒体の堀川君がいますが、ファーストインプレッションで一番声が似ていて、体格が戦闘向き。良く二次で見る「そんな~」とか謙遜しつつも バカぢからを発揮するタイプの堀川君に見えました((`・ω・´)ゞ
性格も声も堂々としていて、兼さんに対して過保護なだけの堀川寄りではなく、まさに相棒という言葉がしっくりくる新しいタイプの堀で、数ある堀川くんの中で一番(環境が)幸せそうな堀なのではと思いましたw
実際の刀剣は(本物の堀川物であれば)新選組刀でダントツ年寄りで相談役おじいちゃんみたいな立ち位置になってしまうと思うのですが、刀ステではとにかく兼定と一緒に戦うよ!という感じの二本差し堀で良かったです。
冒頭から長台詞もはきはきとしっかりしているし、中の人が10代と思えない安定さがあり、まったく安心して見れました。※今年二十歳になったそうでおめでたいですね(∩´∀`)∩
兼定役の累生くんともほぼ一緒に行動してくれて、SNSで応援していても日々心が暖かくなり、応援すればしただけ彼らはもっと私たちに芝居で返そうとしてくれるし、これ以上ない神キャスティングだと思います。
今後も是非 堀川君でいてほしいですし、堀川君を好きでいてほしい。
役をいつまでも大事にしてほしいと切実に思いますね。
忘れられないのが鏡開きの時の土方組(中の人)餅コント(笑)
結構普通にしてても堀川君ぽいのはすご~くポイント高いですね!
今年の正月くらいのTwitterで#乾と後藤の土佐日記 で見れると思います。
このタグは当時維伝を盛り上げるために乾さん、後藤さん役のキャストさんが末満さんに依頼されておもしろおかしくやっていた(語弊がある)タグですw維伝カンパニーの仲の良さを見れて幸せになれると思います!
https://twitter.com/okam_radio/status/1215999919430832128
かわいさだけでなく、千秋楽は本当にこの堀川君が本物の堀川君なんじゃないか?というほどシンクロ率高かったです。やっぱ堀川君なら心から兼さんを尊敬する。大事に思う事が重要だと思うんですが、小西くんの堀川君は心底るい兼さんを尊敬・信頼しているのが客席に伝わってきてました。早くまた堀川姿が見たいです!

【和泉守】 最初は(中の人が)体格が細すぎるのではと思いましたが、衣装&かつらつけて役が入って 【兼さん】になった時、別人のようにどっしりした。いわゆる【活撃兼さん】に なれるというのが凄かったなと思います。
土方組は比較対象がミュに居るし、どんな風に見られるのか 新選組ファンとして本当に心配でした。歴史・新選組オタからするとどっちがいいかと言われたら 、史実に近い方か、史実を理解しようとしてくれる方、または歴史や新選組を愛でてくれる方  なんですよね。
刀ステの土方組はそんなに歴史に強くなさそうではありますが、公演終わって3か月位空いた今でも、すぐに兼定のセリフが言えていたり「今度もまた剣をふるう役をやりたい!」 と言ってくれている田淵君にとても可能性を感じます。
負けず嫌いで、かといって感情論派ではなく、物事を分析して解決策を考える理数系タイプというのがとても史実の歳三さんにマッチします。
殺陣は初めてとは思えないほどしっかりしていて、“こう動いてほしい”というのをまるで読んだかのように動いてくれ、“それが見たかった!”という時にその表情をしてくれるパーフェクトな兼さんです!
公演開始すぐにSNSで『カブトムシ取りにいかない兼さん』と言われてましたが、刀の生まれが幕末慶応で、歴史ある刀剣達から見るとよちよち赤ちゃん状態ということで子供な性格付けをされることもある兼さんですが、活撃設定と維伝の兼は違うのです!(ドヤ
どちらかというと雄々しい感じで野性味の強いクール系兼さんなのですが、ドヤが堂にいって何より華があるのは田淵君の素質でしょうね。

公演中は髪の揺れ方や太刀筋の見え方など、相当自分で考えたり工夫していると日々見ていて思いました。
すごく残念なのが刀ステ観客の意識が低すぎるというか、「刀剣乱舞で初めて新選組の存在を知った」レベルの方なのか、例の銃のシーンが理解できない!と抗議している方々が居て皆の頑張りが報われないみたいで悲しみでした。
               
史実の土方の歴史を知っていればそんな話にならないはずで、実際の土方は鳥羽伏見の戦いで多くの仲間が銃で殺されたのを見て、もう刀の時代ではないとはっきり言っているのです。
それより以前にも、壬生に屯所があった頃から砲術指南役の隊長がいたりもし、史実の土方は刀にはこだわっていません。
土方も竜馬も一躍有名にしたのは司馬先生。その小説でも、土方は今回の刀ステと同じような感じで描かれています。
土方が世代を超えて愛されるのは【仲間を守るため、信念を貫き通すためには使えるもの、手段は何でも使い、やり遂げる】というところで、そういうところから老若男女の心を惹き付け、鬼の副長と呼ばれているわけです。

今作では維伝冒頭での陸奥との銃の話で「誰が使うかそんなもん」と兼は言っていたことが、のちの東洋戦にかかってきています。
あの場面で物語が言っているのは、やはり上で書いた【仲間を守る為、信念を貫き通す為には使えるもの、手段は何でも使い、やり遂げる】ということで、東洋に話しかけられても(歴史改変に誘惑されても)聞きもせず、兼定は「誰が使うかそんなもん」と自らが言っていた銃を迷わず持つのです。
めちゃめちゃカッコ良いですよ(´;ω;`)ブワッ ぜひぜひ男性にも見てほしい場面ですね!

メディア化されると土方さんはとにかくアツい男に描かれがちですが、私からすると本当に冷静な男で、当時実際土方に会っていた新政府寄りの人間の書には『いつも仏頂面で澄ましていて鼻につく(でもイケメン)』というような事が書かれていて、身内証言ではないのでおべんちゃらが入っていないところからすると敵から見てもイケメン、物静かだけど要警戒というオーラを出していたキレものな人物なんだなとわかります。
なんとなーくですが累生くんてそういう雰囲気が合うんですよね。
情熱と冷静さを秘め、最後まで信念を貫いた人物に似ているかも と思わせられる弱冠24歳はあらためてすごいと思いますね。

話それました。萌え語ってしまった(-_-;) で、最後まで銃のシーンに抗議が行ってたらしく、最後の最後、千秋楽で末満さんが劇場入りした日だけ
「使えるもんを使っただけだ」のセリフが追加されました。
いやあ。本当に土方組好きなら新選組も深堀りしてくれて 知ってていい程度の話筈なんだけどなあ。本が苦手なら薄桜鬼見てほしいです。あれは吸血鬼の話と、ごく稀な乙女要素以外はほぼ史実なので。 
               
田淵君に話を戻します!SNSで日々髪(かつら)やメイク(それらは各担当のせいですが)声の出し方などにも否定的意見が多かった中、彼はクサるでもなく負けじとより良くしようという姿勢を見せ、日々最後まで改善してくれていました。
それを受けてか客席の雰囲気も変化しましたが、調子に乗るでもなく、だけど少しあどけないところもありつつ、ものすごく頼り甲斐のある男らしい 兼さんだったと言い切れます。
ステ兼さんのウィッグですが、おそらくSNSでの批判を受けてどんどん進化し、最後には原作絵に近い長さが実現し、るい兼さんが動くたびに少し間を置いて毛先がするん!と、しなって動くという…まさに理想の絵面で、アニメ作画を見ているような感覚さえしました。
とにかくミュ兼と比べられる宿命の中、維伝円盤バクステでその変移過程がわかるのですが段階的にかつらが伸びていき、彼の放つ雰囲気も最初はやや中の人らしさがあったものの、本番や公演も深まると【兼さんモード】の時はまるで別人というか(兼さん実在してた…)と夢を見ているような心持になりました。
客席の反応を受けて演技を微妙に変えているところにも、大物の予感がします!正直推してます!(^^)!
また殺陣をやりたいと言ってくれているし、殺陣は上手いし、普段から時折見せるドヤ体質がなにもしなくても兼さんな気がします( *´艸`)今後の活躍も期待ですし何より早くまた累生くんの兼定姿を見たいですね(∩´∀`)∩ 

そしてそして    文久土佐  肝となる土佐組!!ほか、レビューは【後編】へ続きます。。。!!
更新は来月かなあ。。。(/ω\)

五月は新選組ファンにとって色々複雑な時でもあります。
土方さんの命日そして函館戦争が終結し、今に連なる新政府が正式に誕生した記念日ですね。
その同じ月に、今の日本が誇れる国であることを願いたいものです。

ここまで長文お読みいただきありがとうございました<(_ _)>


おまけ 的な

https://twitter.com/okam_radio/status/1213041776757329920?lang=fi

本当に幸せな日々 そして今も幸せと希望をありがとう 維伝☆彡

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