マガジンのカバー画像

水曜日の会議

205
毎週水曜日更新。ときどき水曜以外にも更新。どうしたら毎回こんなにくだらないことが書けるのだろうか、と書いている本人も呆れています。本当に申し訳ないです。
運営しているクリエイター

#エッセイ

なにかをあきらめるとき

高校3年生の夏にこっぴどい失恋をしてしまい、もう恋なんてしないなんていってやる絶対に、と…

47

立って本を読む

これはもしかしたら自分だけに起きる現象かもしれません。こんなことねえよ、と読者から怒られ…

38

さよならウォークマン

小さなころから音楽を聴くのが好きだった。 朝から晩までいつだって音楽が流れていた。 授業…

53

ニューバランスにおける履き心地格差について

商売人の子として生まれたこともあり、昔から「靴だけはきれいなものを履け」と厳しく躾けられ…

67

東京びっくりガイド

おそろしいことにわたしが上京してはや37年が経とうとしている。ほんとうにおそろしい。いまこ…

15

『ハミング 素肌おもい』の本体がどこにも売っていない件について

わが家の洗濯における柔軟剤はここ数年ずっと『ハミング 素肌おもい』であった。 しかし今年…

32

匂いは記憶

匂いについてちょっと考えてみる。 考えてみるというか、書いてみる。 書きながら考える。いつもとは逆。 冬の朝の蕎麦屋の匂い 冬の朝、蕎麦屋の勝手口から漂う匂いが好きだ。 あの、蕎麦つゆをつくっている時の出汁の匂い。 大豆の匂い、宗田鰹節の匂い。 ふわっ、とあたたかくてまるい湯気の匂い。 キリッと底まで冷え切った朝の空気が そこだけ漫画のふきだしのように切り取られて 大晦日や元旦がすぐ近くまで来ていることを 教えてくれる。 醤油よりもやや甘い匂い。 だけどくどくない匂

マイ・ホームセンター・ゴー・ホーム

ホームセンターが好きだ。 できれば23区外にある、比較的大型のホームセンターが好ましい。 1…

30

酔っ払いに手を焼くタクシー運転手

酔っ払いに手を焼くタクシー運転手を助けたことがある人は、果たして世の中にどれぐらいいるん…

52

夜のコンビニが好きな女

夜のコンビニが好きだ。 正確に言うと夜のコンビニが好きな女が好きだ。 もっと正確に言うと…

37

2023年の5月を振り返る

風薫る5月。750ライダーならなんと表現するでしょうか。「風がかほりますネ!」おっ、ピットイ…

23

2023年の2月を振り返る

先月に「今年は毎月振り返りnoteを書くぞ」と、ガラにもなく宣言めいたことをしてみた。 宣言…

もしも会社をつくるなら

もしもピアノが弾けたなら…と歌ったのはかの有名な猪八戒。ではなくて猪八戒役でブレイクした…

ぶらり途中下車しない旅

車検の日にちを一年前倒しで間違える、というダイナミックなミステイクのおかげで前日入庫した辻堂のガレージに向かうことになった。 代車が好きではないことから、昨日は電車で帰ってきた。したがって今日の行きも電車。さしたあって読まなければならない本も、聴かなければいけない音楽もないので、珍しくカメラを首から下げて出かけた。 撮影よりも道具としてのカメラが好きなので、めったなことがなければ持ち歩かない。重いし、邪魔だし。 だけど今日はなんだか、それぐらいの負荷はいいかと思った。妻