第三回 城下町舶来読書会 開催報告 2019.12.14号

 また写真撮り忘れてしまいました。なにやってんだかね!始める前は写真撮らなきゃ!って思うんだけど、終わるころにはキレイに忘れてます。えへ

 と、いうわけなので、今月は写真がありません。みなさん、想像で補っていただければと思います。

 今月で、城下町舶来読書会も、第三回を数えました。夏から始めて早、三回です。これもご参加いただくみなさんのおかげでございます。ありがとうございます。今回の参加者は、付箋参加(質問を付箋に書いていただいて、LINEで送ってくださいました)の方を合わせて5名でした。今月は、当日参加の方たちとは、あえて質問を書かずに、のんびりとお話させていただきました。

 第三回の課題本は、ジュンパ・ラヒリの「停電の夜に」でした。短編集ですが、充実の内容で、あたしは一つ読むたびに「いい作品やわ~」ってなって、ひさしぶりに物語の中に、素直にひたることができました。参加者のお一人は、一気読みしていただいたそうです。この短編すべてが好きと言っていただきました!!ああ嬉しい!主宰冥利!

 ジュンパ・ラヒリは、インド系アメリカ人です。ご両親はベンガルの人ですが、ご自身はロンドンの生まれで後にアメリカに移住。最初は英語で作品を出してましたけど、最近はイタリア語を勉強して、イタリアに渡り、イタリア語でも作品をだしています。

 参加者の一人が「この作品は、男女で読んだ印象がちがうのではないか」と言ってらして、参加者の男性は、どちらかといえば作品の背景にあるインドの歴史や政治などに関心が向いているようでしたが、女性は人物の心の動きに関心が向いているようでした。それと、ま、これは私の印象ですけど、やはりある程度年齢を重ねた女性には、この作品たちはかなり「ささる」のですよ。読書の醍醐味って色々あるけど、自分が年を取ったことでわかることを発見したときの喜びってあると思いませんか?ジュンパ・ラヒリの作品には、そういう喜びが数多くあって、発見するたびに、じわーっと喜びが湧いてきます。静かな充実感といいますか、ラヒリの魅力ってそこかなと、私は思いました。

 さて、次回ですが、定例会は2月に、で、1月に番外の「国産読書会」で、恩田陸をやろうかなぁと思っているのですけども、どっちも課題決めてない(汗)あの、年末に本読んで決めていいすか?今、スターウォーズのことで頭がいっぱいなんで。なんだそりゃ

 詳細はまたお知らせします。ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。来年もまたよろしくお願い致します。

 

 

 

 

 

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