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東戸塚でシェアハウスやることになった(前篇)

9月からの大学院進学を機に、1人暮らしの家を探し始めた。学部時代も進学先が遠いことを理由に1人暮らしを提案し続けていたが、反対され続けた。でも今回の大学院は実家から3時間もある。往復6時間。1日の1/4。それってきっと学校生活の1/4になるのでは…??

初期費用や家賃もそうだし、この際環境をガラッと変えたくて自分の気に入ったシェアハウスを探していた。
片っ端に安いところから探していたが、安い所なりに夏場の共用部が死ぬほど暑かったり、「誰が掃除していると思ってるの?」と貼り紙されているところもあった。知らない人達が住むってそういうことなんだと厳しい現実を見た。

2019年8月

たまたま友人主催のワークショップへ行ったとき、下北沢でシェアハウス「KAGAYAKI」を運営している大津さんと山崎さんがゲストで講演された。早速遊びに行かせてもらったところ、部屋がめちゃくちゃ綺麗。はじめてあんな綺麗な清潔感のあるシェアハウスに遊びに行ったんじゃないかな。コンテンツはもちろん、個人的には「安心感の持てる家」としてオススメできる空間なので、気になる方は連絡して一度遊びに行ってみて下さい👍

でも住むとしたら自分では家賃は捻出できない。親に頼るしか無いのか…
なんとか相談して見学へ一緒に行った。そしたら親的には、管理人さんの説明を聞いて好印象だったっぽく、シェアハウスに住むことの良さも共感しているみたいであった。それぐらい反応が良かったのだ。住めるのかな、お金出してくれるんだとばかり思った。

…違った。表向きの反応だったのか、と残念に思ったと同時に23歳がこんなので悩まされているのがバカバカしくなった。周りは働いて自立している一方で自分はまだまだ親に甘える子供みたいだ。

2019年9月 ①

進学の際お世話になったじゅくちょうさん(twitter: @everydayjukucho)に誘ってもらいプーケットで豪邸貸し切ってみんなで1週間位過ごした。血縁関係のない程遠いけれど、ゆるいつながりの人たちと密に過ごせたいい経験であった。部活の合宿ぐらいしか長期の宿泊をしたことない自分にとって、過ごしたこと無いライフサイクルで刺激的であった。

特に、じゅくちょうさんの夜は全て仕事、旅行の移動時間も読書にふけり、情報収集する姿勢には圧巻された。そんな自分は、SIMカードもWi-Fiもない中で、めったに無いデジタルデトックスができたいい機会にもなった。

そして月の後半に入学式があり、片道3時間の生活が始まる。ちなみに1限は週に3つ履修することになった。地獄か?

2019年9月 ②

「渋家」というみんなそれぞれ何かしらの表現に卓越している人ばかりな空間に出会った。多方面でのクリエイター揃いだった。運営ぽい人は「俺らは何かヒッピーみたいな愛で繋がっている」って渋家のことを説明していた。

そして食卓という場をどう作ったほうが楽しいかを考え抜く人であった。あるときイベントでお邪魔したとき、ちょうど料理(激辛鍋)を作っているときで軽く挨拶したら返って来なかったことがある。黒いマスクをしながら、真っ白い肌でぐつぐつ作っていた。でもいざ鍋パが始まるといつもどおりに話した。この演出には度肝を抜かれた。「食卓」という舞台を見ているようであった。

それ以降

案外SFCならシェアルームやっている人多そうなイメージであったが、そうでもなかった。昔は何個かそういうコミュニティがあったようだが、今はあんまり話を聞かないなぁという感じ。
(2020 2月現在)
普通にやってる人いました!このときから知ってはいたのですが、やはり有名なのはアフリバ邸さん。

研究室寝泊まり生活が当たり前になりかけた。それを見かねてさすがの親も「部屋探したほうがいいんじゃない??」と心配してくれた。が、そんな自分には物件探しを家族と一緒にできる時間がなかった。し、アパートで1人で暮らすってなんか違うんだよな、という気もした。

「場」が欲しかった。 (後篇へつづく)