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ひとりひとりの顔を見れば

団塊の世代、ゆとり世代、高齢者、若者、新入社員、煽り運転、自民党、東大生、乃木坂46、オタク、独身、専業主婦、ニート、などなど集団として捉えると、そこには独特の空気感がある。常識や偏見などが複雑に絡み合って漂う空気。その得体の知れない実態のないものに包まれているのはバラバラの事情を持つひとりの人間たちだ。

そのひとりの人間を見つめると、実は自分と同じ普通の人で、自分と変わらないくらいダメなところがある。だから決めつけたり批判したりする気になれない。私だってそんなできた人間じゃない。
私はできるなら顔を合わせて話したい。解りたい。その人の人生や事情を知れば、怒ったり責めたり批判したりするようなことはないと思うから。

先日、占い番組に四千頭身の3人が出ていた。その中のひとりがプライドが高くアドバイスを聞かないという。でも彼の生い立ちを聞いた他の2人がとても素直な驚きの表情を浮かべていて、何だか心が温かくなった。家族と仲良しの2人には彼の環境が想像もつかないものだったのかもしれない。
どんな人にもどんな態度にも何か理由がある。見せてない顔や話していない過去がある。だから早合点して見放したりしないで良かったと思った。彼も正直に話して心が軽くなれたならいいな。

私にもダメなところがたくさんある。だから、しょうがないなぁ〜!と許してもらいたい。私も大目に見るからさ。


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