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2020年度、橋本のこれから

これからの僕に興味のある方もない方もいらっしゃると思いますので、興味がない方はそっと閉じてください。自分のこれからの整理のためにも記事として残しておこうと思います。


2年間ありがとうございました

2年間、お世話になった法人を退職することとなりました。
僕が勤務させて頂いた特別養護老人ホームは、介護保険事業の中でも理学療法士がほぼ働いていない場所になります。
実際に、リハビリ職は僕一人だけです。

最初の戸惑いは正直かなりありました。
介護士さんのなかには、これまで、理学療法士をはじめ、リハビリ職と一緒に仕事をしていない人もたくさんいらっしゃいます。加えて、理学療法士は同じ職業のなかでも一括りにはできず千差万別な職業です。そのため、「一体何をする人なんだろう?」という視線を感じたことは今でも鮮明に記憶に残っています。
この時に「っあ。必要だな」と思ったことは“営業”という言葉でした。
いやらしい意味ではなく、僕が何をする人なのか、どのような価値観を持っている人なのかを知ってもらうことから始める必要があるのではないかと感じました。

2年間という短い間でしたが、様々なことにチャレンジさせてもらい本当に有意義でした。まだまだだということは、十分に承知していますが、少しばかりの達成感もあります。

褥瘡による入院がなくなったこと
計画書の整理や一連の流れができたこと
体操教室の人数が増えて行ったこと

などなど、理学療法士として、リハビリ職としてできることって幅広いなと改めて感じることができました。

そして、一人職場で成果を出すためには、非常に遠回りのことをしなければならないことを感じました。誰がどのような価値観を持っているのかな?とじっくり考えてみること。どのようなタイミングでどのような言葉で伝えることが良いのかな。

本当に学びになりました。人は正論では動けないことを実感しました。
誰だって正しい方向性は理解してます。しかし、動けない理由があるんだろうなと考えるクセがついたように思います。

まだまだ、学べることはあるし、やりたいことはあるし、一緒に働かせてもらいたいという気持ちは非常にありました。しかし、結婚をして子供が生まれる前に、チャレンジをしたいという気持ちがあり、迷惑をおかけすることは承知の上、退職を決意しました。

大学院へ進学

広島市立大学に進学することになりました。
理学療法やリハビリテーションや福祉領域とは全く異なります。
「医用情報科学専攻」という領域になります。
テクノロジーを医療、介護、福祉の分野にどう転用していくかを進めていく研究室になります。お世話になる先生もエンジニアで医療や介護とは全く違う領域の人です。
しかし、「0→1」をつくるような活動をしていくわけではありません。今ある技術がなぜ、「現場で使われないのか、どのようなオペレーションだと浸透することができるのか」のように質的な部分をみていきたいと思っています。そして、何より大切したいのは“主語”を明確化することです。僕は、「介護職員」を主語に研究活動をしていきたいと思っています。

特に介護分野において、テクノロジーは「生産性向上や業務改善」の文脈で入ってきています。介護人材不足が背景にあり、一人が一人以上の生産性を出すことが求められてきています。
しかし、これがテクノロジーの本質なのかを問う必要があると思っています。生産性向上や業務改善が介護職員のwellbeing(幸せ)に繋がっているのかという視点です。
僕は必ずしも一致しているとは思っていません。
この仮説を少しでも明らかにできたら良いなと思っています。

“うぇるびー ”としての活動

2018年、広島県は西日本豪雨災害で被災にあいました。僕はこの時に微力ではありますが災害支援に携わらせて頂きました。

この支援の中で、とある介護施設さんへ伺っていました。
土砂崩れで、施設が崩壊して再建不可能となっていました。入居者さんは同法人の他施設へ移動をしました。
今まで使ったいた、車椅子やクッション等の福祉用具はなくなってしまいました。
そのため、褥瘡(床ずれ)や身体が固くなるような、災害による二次障害が起きてしまっていました。僕はその部分への介入をさせて頂いていました。

その施設さんとは災害後も関わりを持たせてもらい、ボランティアとして定期的に支援させて頂いていました。

継続して支援するためにも、金銭的な無償は厳しくなってきたため、有償という形で継続させていただくことになりました。

これからは、うぇるびー(個人事業主)としても、リハビリ職がいない介護施設さんを中心に契約をさせてもらう予定です。

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もしご興味ありましたら、ご連絡ください。

広島県理学療法士協会 広報局 へ参画

自分の中で、理学療法士という職業には本当に感謝しています。理学療法士というフィルターを通して社会をみることで人生が変わりました。理学療法士という仕事を通して、自分自身がリハビリテーションされている感覚です。そういった思いもあり、協会活動をさせてもらいたいと思ってはいましたが、きっかけがありませんでした。
先日、素晴らしい先輩にお会いすることがあり、その出会いがきっかけで参画することとなりました。まだまだ、何がどうだか全くわからないのが現状ですが、できることからお手伝いさせてもらえればと思っています。

三原市(広島県)の社会福祉法人さんで非常勤勤務

大学院に進学にするにあたり、家から近いところで、より時間単価を上げてもらえるところを探していました。
今までお付き合いある方から、リハビリ職を募集していると、この法人さんを紹介されました。

何度か交渉をさせてもらい、今の自分にはとても良い条件で雇っていただけることになり、就職させてもらうことになりました。

デイサービスと特別養護老人ホームが併設されています。デイサービスの所属になるようですが、追々老人ホームの仕事もさせていただけるかもしれません。

前職と同じ老人ホームではありますが、働いている人が違えば、法人の文化も違います。また一からになりますが、地道に頑張っていこうと思います。

社会貢献?活動

昨年は“バリアフリービーチ”や“てとてと ”という団体で三原市を中心に活動させてもらいました。

どちらの活動も、普段の仕事では会うことがなかった人たち、今の仕事だけでは得ることができなかった経験をさせてもらいました。今の自分にとても大切な活動です。

バリアフリービーチはこちら

てとてとはこちら

2020年度も規模や活動量は減りますが、地道に続けていきたいと思っています。よろしくお願いします。

まあ、この通り、2020年度もヘンテコな生き方をしていくと思います。
学生であり、フリーターというふわふわキャリアのスタートとなります。

実は数年後になんとかやってみたいことが1つあります。
そこに向けて形にできるかはわかりませんが、愚直に進んでいきたいと思います。

このような、定職に就かない僕と一緒にいてくださる奥様には感謝したいものです。投資のようにいずれ返ってくるリターンになれるように死に物狂いで努力していきたいと思います。

2019年度、僕に関わって下さったみなさま、ありがとうございました。
そして、2020年度、関わってくださるみなさま、よろしくお願いします。

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