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初めての習い事はお習字

保育園の時、人生で初めての習い事を始めました。
お習字。
私が通っていた保育園では、園児が帰った後の教室で、週に1回、お習字教室が開かれていて、それに通い始めた。
月の最初の1回目だけは、硬筆。鉛筆での文字の練習。
2回目以降は、毛筆。いわゆる、お習字。

正直、通い始めた頃の記憶は全くない。
まだ4歳の園児だし、さすがに最初は硬筆だったのかなあ…てか、まだ小学校にも入ってないし、読み書きも習ってないのに、字を書けてたのかな。

先生は女性の先生で、お父さんが大先生って感じだったかな。

小学校に入ってからくらいは覚えていて、学校から帰った後、お習字セット用の赤いバッグを持って、歩いて、保育園に。

生徒さんは、子供と大人、半々くらいだったかな。ちょっと、子供の方が多いくらいだったかも。
時間的に、小学校から帰って来てからの時間だと、仕事してる大人には少し早いから、子供達がお稽古終わって帰ってから、大人が来てたのかも。

毎月、お題の字があって、先生が書いてくれたお手本を横に置いて、書いてた気がする。
何枚か書いて、自分でうまく書けたと思ったのを、前に座ってる先生に持って行くと、朱色の墨で添削してくれて、何回か添削してもらっているうちに、上手になってきたものの中から、先生が1番いいのを1枚選んでくれて。
で、多分、その書道教室が加盟(?)してる協会みたいなところに送ってくれて、毎月、採点されて、それで、昇級、上段が決まる、みたいなシステムだったと思う。
毎月、先生から冊子をもらって、自分の名前を探すの。自分の級や段のところを見て、名前の上に○がついてると、"もう少しで昇級、昇段できますよ"って意味で、嬉しかったなあ。

たしか、硬筆、毛筆、それぞれ、10級から始まって、9級、8級と上って、1級まで行ったら、次は初段で、2段、3段って上っていく。
保育園から小学校卒業までの9年間通って、最後は8段だか9段まで行ったと思う。
ただ、子供用の階級だったと思うから、そんな難しい字を書いてた訳でもなく、ある程度、続けてれば、自動的に級や段を上げてくれてたんじゃないかなあ。

でも、おかげで、小学校の高学年で習字の授業が始まった時は、他の子よりは、上手に書けた記憶がある。
普段書く字も、自分では、そんなに上手だとは思わないけど、ここぞという時に、ゆっくり、集中して書けば、それなりの字は書けると思う。多分…

私は子供の時から、習い事をするのが、とにかく好きで、今でも何かを習うのは好きなんだけど、この初めての習い事が、多分、人生で1番長く続いた習い事になるだろうな。
中学校に上ってからは、部活にも入って、時間的に行くのが難しくなって、他にも楽しいことややりたいことが出来て、習い事をしなくなってしまったけど、今思えば、お習字だけは、続けておけばよかったなあ。

久しぶりに、何か習い事がしたくなった。


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