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【いま、あなたに届けたい1冊】No.29「孤高の人」

【いま、あなたに届けたい1冊。】
10代へ、こんな時期だからこそ届けたい本を、メッセージと共にオンラインで募集しました!

推薦された本は協力書店さんにて販売させていただいております📚(ブックスタマ武蔵小山店、ブックスタマ東大和店)

こんにちは、もしくはおはようございます、あるいはこんばんは。スタッフのみやもとです。

1投稿1冊ずつ、10代に向けて寄せられた本をご紹介しています。

今日は、ハックツスタッフでzoom映画鑑賞会をしました。画面共有で同じ映画を見るというもの。そのシーンで何を感じたかをチャットでコメントし合うと、隣で見てるような気分になって楽しかったです。映画館になかなかいけないこの機会に、みなさんもぜひ!

さて、本日紹介する本はこちら!

No.29「孤高の人」

孤高の人-01

不器用であるが故に孤独な生き方を選び、自らの信念に正直に真っ直ぐにストイックなまでに生きる主人公。この作者の心理描写は、まるで登場人物の頭の中を覗いているかのようで、素直に読者の心の中に染み込んできて、どんどんその人間らしさの魅力に惹き込まれる。誰にだって不得意なことはあり、それとはうまく向き合って生きて行くしかない。もちろん、簡単に割り切れるものではなく、誰もが思い悩みながら生きて行くのだが、その時に自分を前に進ませてくれる何かがある人間は強い。主人公文太郎程の強い精神力はなかなか真似できるものではないが、わたしはこの本に自分らしさを受け入れることと、大志を抱く人間の生き方を学びました。この作者の魅力、山に関する映像を見ているかのような描写にもぜひ触れてほしいです!

10代の頃は、「私が今悩んでいるのは知識や経験がないからだ」と思っていましたが、27歳になった今、それは間違いだったなあと思います。

実際そんなことはなく、毎日あの頃と同じように悩んでいます。笑(悩んでいるというより、考えているのかもしれませんが)

今は逆に、悩みがなくなってしまったら、人生つまらないだろうなあとも思います。時には自分で考え、時には誰かに共有しながら問題と向き合うプロセスそのものが、人生なんだろうなあと。仮に乗り越えられなかったとしても、次いかせば良い。そんなことを考えながら、思いつめすぎずに毎日を生きています。

紹介してくださった「t.ide」さんと、いつかお話して見たいなあと思いました。


・・・

引き続き、本のタイトルとみなさまの想いをセットで届けさせていただきます〜🙃

※推薦本の販売にご協力いただける書店さんはまだまだ募集中です!メールまたはDMでお気軽にご連絡ください◎

<お問い合わせ先>
◆gmail:hakkutsu.kamisyakujii@gmail.com
◆Twitter:@hakkutsu_tokyo
https://mobile.twitter.com/hakkutsu_tokyo
<暗やみ本屋ハックツとは?>
暗やみ本屋ハックツは、大人の方から寄贈いただいた本だけが並ぶ、10代限定の古本屋です。多いときでは約80冊が店内に並び、営業日によって本は入れ替わります。店内は「暗やみ本屋」の名の通り、真っ暗やみ。若者たちは洞窟のなかで宝探しをするかのように、懐中電灯を片手に本を探します。それぞれの本には大人からのメッセージつき。若者たちはメッセージを読みながら本を手にとり、自分が欲しい本を選びます。寄贈された本がハックツされる(若者の手に渡る)と、スタッフより「ハックツされました!」メールが届きます。ハックツで出会う本や、地域の大人との出会は、若者たちの人生の選択肢を広げるきっかけになると信じて活動を続けています。