【夢日記】縮む自動車

普段と違う道なんか通るんじゃなかった。
近道のつもりで、当てずっぽうで車を走らせて、迷って、
細い道を無理矢理進んでいたら、歩道を行くしかなくなった。

仕方ないから車を降りると、不思議と車は小さくなった。
ちょうどよく縮んだ車を手で押しながら、人ごみの中を歩く。

「邪魔だ、もっと端に寄れ」
「邪魔だ、もっとすぼめて歩け」
そんな視線が刺さるから、車はますます小さくなる。

何かの行列が道をふさいでいるから、
その間を無理矢理通り抜ける。
車はどんどん小さくなる。

やっとこさ車道に出られるころには、
車は小脇に抱えられるほどになってしまった。

仕方ないから歩いて帰るか。

遠いなあ。

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