見出し画像

看護師が経験0で飲食店を開業した記録。
3年目に突入しました。2020年10月、福岡で
“昼から飲もう、日替わりおかずと楽しいお酒”「博多okatteふじコ」をグルメタウン薬院に開業。開業前の様子からnoteに綴ってきました。
わたしの最終目標は、看護師を副業にすること。『飲食店×看護師』の発想で何が出来るか、出来ているのか。
気付きや考えていることを書き綴っています。

当店は飲食店という業種ですが、
リアルサロンのような店になってきたと私は思っています。酒を飲み、食事をして、何気ない雑談をする、楽しい時間が疲れを癒す、そういうお店が一般的かもしれませんが、カウンター6席の小さな当店は、少し違う店だと感じています。

地域柄もあってか、“それなりの方”が来られます。あえてそれなりの方、という表現をして、詳細は控えますが、30代以上の生産性の高い方、何かを自ら生み出す方、一部医療従事者などで、小料理屋という業態だとするならば、女店主としてやっているのに、シニアの方が少ないというのも当店の特徴かもしれません。
社会や組織での立場や、事業主としての役割を果たされていて、何事も、自分事として取り組まれている姿勢をお話などから感じる事が多いです。
例を挙げるとするならば、
お金を作る(売り上げ)ことの難しさを知っていたり、
半端ない困難~現在に至った経験だったり、
人との付き合いを知っているからこその人脈の大切さ広さだったり、
行動力、巻き込み力の必要性だったり、
努力や謙虚さ、余裕や優しさ・・・

とにかくたくさんの事が垣間見れ、学ばせて頂いています。

私がもし、同じ会社の部下だったら、きっと聞くことが出来ないような学びの話を聴けたり、
何をどのように感じて考えているか、
お店、店主をやってるから役得で聴かせて頂くことが多く、有益な時間を得ています。

そんな店の中で、私は『お店を回す』という役割が有ります。

店を回す【オペレーション】
どのテーブルのお客さまにもスムーズに食事ができるように取り計らうこと

店を回すということが上記の通りならば、私は『回せていない店主』です。
受けたオーダーは忘れることがちょこちょこ有ります。申し訳ないです。

そんな回せない店主の私ですが、
店主はファシリテーション能力が必要だと、考えています。
自発的に発言や行動をしていけるように促進する者【ファシリテーター】は心理学の集団心理療法の言葉ですが、今ではビジネス用語としても広く知られるようになりました。
 ・平等性
 ・中立性
 ・促進性
これを持ちながら、話題や議題、討論を活発化させてゴールや課題解決に向けてまとめる役割を担っています。

飲食店、店主も同じことが言えると思います。
私の場合の接客ルールは、
 ・お客さんの平等性、優劣をつけない接客
 ・場面や雰囲気、話題において中立を保つ
 ・楽しい雰囲気や会話を盛り上げながら
  時に議論も深めていく

『愉しませる、盛り上げる、傾聴する、繋ぐ』
 これをどうするか、どう回すかを考えながら営業しています。

私は料理は素人だし、回すこと(オペレーション)も出来ていない。
お客様を愉しませたい、喜ばせたい、寄り添いたい、共感したい、と思いながらも私の話も聞いて欲しいという想いがあります。あ、ワガママ。

加えて、お客様には少しの何かを持ち帰って頂けたら、サイコーだと思っています。お客様同士が、共有したり、励ましたり、知恵を貸したり、知識を交換したりとされている状況をよく見かけます。「へーそうなんだ」「知らなかった」とか、「どう感じて何を考えているか」。同じ会社だと話せない、聞けないことも、飲み屋だから話せるし聞ける、ってことがあったりします。また、気落ちした日、悩んでるとき、クサクサした時も、お店でスッキリしたり元気になって帰ってもらいたいです。

店主の私はそこを促進して、お客様が更に素敵になったり、発展されて、幸せになることを心から望んでいて、応援したいと思っています。

最後に私がいつも視聴している#アベプラ のスーパーファシリテーター平石さんの本を紹介して終わろうと思います。番組で取り上げられるテーマや討論の切り口にいつも考えさせられます。平石さんの番組内をかき回す、整える、盛り上げる、引き出す、ゴール導くファシリテーション力で更に番組が面白く感じます。他人を嫌な気持ちにさせずにできる、というのも凄いなぁといつも感心させられています。
答えは一つじゃない。違って良い。と寄り添ってくれています。私も、そうで有りたい。






2020年コロナ禍に開業した看護師です。ワクワクが止まりません。Withコロナはまだ続きますが、継続していけますように応援お待ちしております。