【毎日読書感想文】ヘテロゲニア リンギスティコ ~異種族言語学入門~(2020/09/06_Vol47)
毎日読書感想文ルール
その1)毎日一冊読む・マンガもOK
その2)1行でいいから感想をNoteに書く
その3)最悪時間がなかったらもうザーッとでも読み切るw
その4)毎日といっているけどダメな日があっても気にしない!
今回読んだ本・マンガ
タイトル:ヘテロゲニア リンギスティコ ~異種族言語学入門~
作者:瀬野反人
読んだ動機/目的
アマゾンさんのおすすめに出てきて面白そうだったのと、ダンジョン飯の雰囲気もあったので。
感想
斬新です。
超リアル異世界系日常マンガ、といったところでしょうか。
私自身異世界系マンガは大好きです。
夢のファンタジーワールドに行ってみたいし魔法だって使いたい!
いわんやチートで無双をや。
でもね、おかしいんですよ。
様々な種族が出てきてもあたりまえのように話が通じる。
そんなことは絶対にないわけです。
このマンガでは人間以外とリアルに話が通じませんw
主人公の人間がワーウルフやリザードマンなど様々な種族と悪戦苦闘を繰り返しコミュニケーションをしていく物語です。
ちなみに、バトルシーンはゼロです!(少なくとも2巻までは)
ですが、種族ごとに異なる言語体系(鳴き声、身振り手振りなど)、食文化、慣習、死生観などが細かく描写されていてとてもリアルに異世界を感じます。
これはすべて作者のオリジナル(創作)ですからかなりのご苦労があるのだろうと思いますが、創作ですがその中できちんと整合性がとれているため、読者がよりリアルに感じるのだと思います。
主人公は言語学者なので特にその部分に関するが詳しいのでその分
ワーウルフとコミュニケーションしたり
知らない単語が言葉に聞こえないのは人間界でもいっしょですね。
スライムの生態を学んだり
リザードマンと対話したり
リザードマンを観察したり
異種族感だと呼び名が違うのもまた良いですよね。
リザードマンはクラーケンを「ぬれた足」と呼びますw
唯一チートと呼ぶならば魔界の第一人者である主人公の師が悪戦苦闘し、記した手記(覚え書き)があり、最低限(本当に最低限)のコミュニケーション・行動が可能、というところですね。これも無理のある設定ではありません。
またちょっと良いなと思ったのが他の異世界作品と違い、魔物の住む世界が別の時空ではなく人間界と地続き(気球で行き来できる場所)な設定なんですよね。
これもこの物語をリアルに感じる理由の1つだと思います。
異世界系が好きな方、ファンタジーが好きな方におすすめしたい作品です。
ぜひご一読を。
あー異世界行ってみたい!!
タイトル「HETEROGENEA LINGVISTIKO」の意味
学術系、ラテン語かな?と思いましたが、調べてみるとなんと世界共通語、エスペラント語での「異種族言語学」でした。
HETEROGENEA LINGVISTIKO
言葉が通じない世界のマンガのタイトルがエスペラント語とは!いいね!
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