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銀座ジュエリーマキのキャッチコピーランキング

昔の思い出と、この頃、世間を席巻していた女性タレントさんの名前を無断借用して書いた原稿です。読み返すとピンと来ないのは時事ネタの宿命なのかな。ちなみに写真はステーキハウス・リベラの目黒店。プロレスファンとして行きたいけど、僕に行く資格があるのかと躊躇していて、今は外観を撮影するだけで精一杯です。

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今回は「ふと思い出す、銀座ジュエリーマキのキャッチコピー」ランキングです。40代以上ならば誰もが一度は目にしたであろう、銀座ジュエリーマキの深夜コマーシャル。あの時代の深夜番組は全て銀座ジュエリーマキがスポンサーだったのか?と錯覚させるほど、23時以降はどのチャンネルを見ていても必ず銀座ジュエリーマキのCMが流れていました。絶対にヒットするCMソング、どう考えてもお金がかかり過ぎていた舞台設定(たとえばホテルのプールらしきところにヘリコプターが半分だけ水没など)そして尋常ではない放映回数。これらのことからマキのCMは華やかなバブル時代の象徴と呼ばれていますが、調べてみるとバブル崩壊後に多くのCMが作られておりました。その後、2度の経営破綻を迎えてしまう銀座ジュエリーマキ。今考えるとあの異様なまでの放映回数は、元気を失いつつあった当時の日本に、文字通りの身銭を切ってマキが送ってくれた渾身のエールだったのかもしれません。ちなみに、似たようなテイストのCMでおなじみだったカメリアダイヤモンド、ブティックJOY、子供服のファニィは全てジュエリーマキのグループ会社であり、要は一緒だったということ。そしてジュエリーマキは今でも健在だということをお伝えして、さっそくランキングに参りましょう。

第3位 「あなたの視界に、入ってあげる」

手が届きそうにない女性がこちらのステージに降りてきてくれるのか、それとも逆に、それまで気にも留めていなかった隣の女性が美しく変貌を遂げるのか。ダイヤモンドの宣伝という意味合いを考えるとおそらく後者だったのでしょうが、マキのCMに出演していたのは大半が海外のトップスターで、いわゆる「絶世の美女」ばかりでしたから、ほぼ童貞に近かった当時の僕は「ダイヤモンドを買ってあげれば、こんな美人が振り向いてくれるのか!」という驚きでいっぱいでした。同じ系統で「私を標的にしてごらん」や「あなたを、盗んでやる」も素敵でしたね。今ならローラさんで再現してほしいキャッチコピーです。

第2位 「ハッピーエンドも、悪くない」

男女のもめ事はダイヤモンドで解決できるのだと、ほぼ童貞に近かった当時の僕を大いに勘違いさせたキャッチコピー。同様に「結末は、女が決める」というコピーもあったのですが、このふたつは絶対に連動していたと思います。ダイヤモンドの底知れないパワーを男性に感じさせるには十分なキャッチコピー、今ならダレノガレ明美さんで再現してほしいです。

第1位 「捨てた恋の数だけ、ダイヤモンド」

恋をすれば必ずダイヤモンドを買わなければならないのだろうかと、ほぼ童貞に近かった当時の僕を震え上がらせたキャッチコピー。他にも「ダイヤをめがけて、恋は来る」「ダイヤの恋は、本気の恋」など、とにかくダイヤモンドありきというキャッチコピーが深夜帯に氾濫していましたから、あの時代の彼氏さんは本当に大変だったと思います。ともあれ、ダイヤモンドが女性をより輝かせるという効果は、もはや覆すことができない人類の決定事項。今ならマギーさんで再現してほしいキャッチコピーです。というか、どの人選もハマると思いますので、アベノミクスの一環としてぜひ!

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「惚れた女に、いくら使える?」たった今、ほろ酔いの僕が考えたキャッチコピーです。でも今の時代は「女」という表現自体がアウトですね。失礼しました。

読んでくれて、見つけてくれて、ありがとうございました。