令和時代のスター像とは?

 昭和のスターは文字どおり遠く離れた憧れの的だった。そのスターが身近なところまで降りてきてくれる。その感激を求めたのが、平成の時代だったのではないか。しかし、いったん身近になったらスターの存在感そのものが薄れるので、物足りなくなる。

 そこで令和は、かぐや姫のように再び遠ざかるスターの後ろ姿を追いかける時代になるかもしれない。

 ただ昭和の時代と違って、人々がSNSという自己アピール、そしてスターに接近する手段を手に入れたいま、スターになるには庶民とつながりながらも遠ざかる新しい方法を見つけなければならないだろう。もしかしたらAKBなども、その方法を模索しているのかもしれない。

スター世につれ、令和は?:日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO43945150Z10C19A4BE0P00/

「個人」の視点から組織、社会などについて感じたことを記しています。