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保険料の未払い

引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000001943

なぜ162億円もの金額が不払いに!
記者名 S口 S造
2006-10-10 11:44

 9月29日、大手損害保険会社は金融庁へ昨年10月以来の再調査を報告しました。それによると、大手6社の「保険料未払い」件数は大幅に増加し約26万件となり、不払い総額は約162億円になったということでした。今後さらに、医療保険等を調査し報告することが予定されているようです。それによって件数や金額は大幅に増加するのではないかと思われます。

 監督官庁は今後の再発防止に努めたいとの意向ですが、これまでに大手の損保でどういう社内チェックシステムが実施されていたのかが疑問であります。

 契約は、特約条項を積極的に勧めるからこそ、加入者が多くなっていると思われます。しかし、損害金の支払い段階では、意識的に(?)特約条項による損害金の賠償がなされていないように思えます。なぜなら、このような契約条項は全てがコンピューター化されており、契約時点での意識的な入力ミスがない限り、自動的に損害金の対象額が計算されるはずではありませんか。特約内容が把握しきれなかったとも考えられますが…。

 このような大量の不払いによるミスは大きな問題であります。しかも、大手の6社からこぞって発生していることに疑問を抱かざるを得ません。

 再発防止にどのような対策をとられるのか判りませんが、いずれにしても責任は大きな問題であると考えます。何らかの社会的な責任の取り方、また監督官庁からの責任のとり方や処罰があることが再発防止につながるものと確信いたします。

オーマイニュース(日本版)より

この記事についたコメントは2件。

2 ひろし 11/08 22:34
「保険料」の未払いではなく、「保険金」の未払いですね。前者はお客さんが払うお金、後者は保険会社が払うお金ですから、全く意味が異なります。さて、未払いの件ですが、保険会社の存在意義を根本から問われる問題と考えます。だって・・・これでは保険じゃないですからね。行政処分の有無に関わらず、業界全体の意識改革を強く望みます。

1 本宅 薫 10/10 18:43
芹口さん

>このような契約条項は全てがコンピューター化されており、契約時点での意識的な入力ミスがない限り、自動的に損害金の対象額が計算されるはずではありませんか。
>再発防止にどのような対策をとられるのか判りませんが
 
 この程度の疑問は取材しましょう(笑)
 私は代理店なので調べなくても大体分かりますが、
あえて身分を隠し保険会社へ電凸しました!
 大手A社のカスタマーセンターの答えを要約すると
 ○契約内容はコンピュータに入力され管理されているが、
事故後請求があった時、自動的に支払い保険金が計算される
ようなシステムにはなっていなかった。
 ○支払い保険金の計算は手作業に近いものになっていたため、
支払い忘れ的な未払いが起きた事例が有った。
 ということで、芹口さんが主張する意図的に支払い保険金を減らした事実は無いそうです。
(契約時に入力ミスがあれば保険証券に反映されますよ)
>特約内容が把握しきれなかったとも考えられますが…。
というのが正解に近いのでは?
 大手数社に電凸しましたが、同じような回答が多かったので省略します。
 再発防止の対策については芹口さんがあるはずと主張された
ようなシステムを検討しているようです。
 また煩雑になりすぎた特約を減らして人為的なミスを防ぐ事を
検討しているという会社もありました。
 最後にプロ市民...じゃ無くプロ代理店としての意見。
私自身代理店として現場で契約者と対面する代理店の責任の
感じています。(かっこつけすぎ?)
 募集時に「この特約つけると良いよ~」と言った代理店が
支払い時にその特約部分が払われているか確認すべきだろ!
って自分に突っ込みいれてます。幸い自分の顧客に未払いは
ありませんがこれからも気をつけます。


ぶっちゃけて書くと、東日本大震災以上の被害が予想される東南海地震(南海トラフ地震)では地震保険特約の保険金は支払われないだろうと思います。被害金額が保険会社全部を合計してもカバーできる範囲を超えるだろうから。じゃ地震保険には入らないほうがいいのかというのも違いますが。

保険は安心を買う商品っていうのはよく言ったものだねぇ。