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40代を迎えるためのステートメント

 2018年の12月で37歳を迎えます。2018ー2019年の間、建築学会の機関誌「建築雑誌」の編集委員を務める予定で、2018年8月号にて、「1981年世代生れの建築家像」特集の編集に関わりました。特集の中で座談会を企画しましたが、テーマや文字数やページ数、私の実作の少なさや作家としての不明確さの問題により、残念ながら私自身や作品について充分に語らせて頂くことができませんでした。

 ありがたいことに福岡市の能古島を拠点にしているにも関わらず、これまで書籍や各機関誌への寄稿や建築系イベントへの登壇の機会を頂いてきました。とはいえ、私の父である「水谷頴介(みずたにえいすけ)」についてや、都市計画やまちづくりのこと、建築については建築や建築家を対象とした意見や考えを述べる批評家的役割を担うことが多かったように思います。(むしろ、私のわずかな知識と教養に期待して頂けるだけありがたいくらいではあります。)

 atelierHUGEの設立から建築や内装の計画に携わらせて頂き、計画した空間に対峙する中で、ようやく自分の目指す建築や空間の方向性が見えてきたように思います。巡る思考を客観的に整理する意味でも、この度、noteをきっかけに自己紹介も兼ねて私自身のことを記事にすることに決めました。

 「1981年世代生れの建築家像」特集の裏テーマは若手建築家の「ステートメント」でした。この記事をスタートとし、影響を受けた建築や論考をご紹介しながら「40代を迎えるための声明」として記事を連載します。

以下に連載予定の大まかな項目を示しておきます。

①水谷頴介の理論と父子の私生活を通した影響
②影響を受けた都市空間と建築(建築家)たち
③atelierHUGEとして手掛けた計画を振り返る
④40代を迎えるためのステートメント

寄稿依頼のように集中的に時間を設ける事はできませんので、時間のある時に参考文献や資料に目を通したり、訪れた建築を思い起こして整理しながらの書き起こしになりますので少々お時間を頂くかと思いますが、どうぞよろしくお願い致します。また、小出しにしたり、訂正を加えながら書き上げることができるのが、ネットのよいところかと思いますので、そのあたりもご容赦ください。

※アップ後の記事訂正につきましては、重要な部分に関して極力記録を残すようにして参ります。


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