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能古島の友人家族宅の小さな改修03

工事も終盤に入り、クライアントの要望で設計・制作した食器棚が現場に搬入されました。限られた予算の中で材料に選んだのは24mmの針葉樹合板。前回の記事で開口部枠のディテールを紹介しましたが、もともとは食器棚を制作する材料を検討するところから、内装改修全体のディテールを決定しています。

水回りを中心とした一般的に「リフォーム」と呼ばれる程度の計画。既存平屋建て在来住宅の大壁で構成されたラフな空間の中でも、違和感のない意匠を検討した結果です。

24mmの針葉樹合板で制作した食器棚ですが、天板などはメラミン化粧板でサンドしています。

食器棚の幅は既存の幅800mmのテーブルより少し大きい幅850mm。クライアントの要望でダイニング側には無印の棚がぴったりと収まるように設計しています。その分、キッチン側は奥行きが500mm以上と深くなっています。大工の提案から、棚の奥まで使いやすいようにスライドレールで引き出せるようになっており、さらにドライバーを使えば素人でも取り外し可能で棚の高さを変えられように工夫しています。予めビス穴を空けています。

足をつけて置き家具形式にすることで、床面を見せて部屋を広くみせるように工夫していると同時に、ルンバが潜れる高さを設定しています。

余談ですが、この食器棚をデザインしてる時にイメージしていたのは、門型フレームとボリュームで構成された谷口吉生建築でした。

残すところは改修箇所内部壁仕上の左官工事のみ。(ボード下地のままでも嫌いじゃないけど…)帰省中のクライアント友人家族も能古島に戻ってくる予定が立たず、今回もビデオ通話で工事完了を報告予定です。

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Mizutani Hajime,atelierHUGE主宰,書籍等:地方で建築を仕事にする(学芸出版)臨海住宅地の誕生(新建築社)現在知Vol1(NHKブックス),日本建築学会 2018年-2019年 建築雑誌編集委員,空間の探求と再現が仕事,島暮らしの猫好き。

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