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やり抜く力 GRIT(グリット)に学ぶこと


『やり抜く力 GRIT(グリット)』には、粘り強く努力することの大切さが説かれています。



著者のアンジェラ・ダックワースさんは、Character LABという会社の創始者でCEOを務めてらっしゃいます。

保護者や教育者のために科学に基づいた実用的なアドバイスを提供している組織のようです。


本書では、やり抜く力(GRIT)の重要性を謳っています。

生まれ持った才能よりも大切なんだとか。


面白いなと思ったのが、やり抜く力が強いほど精神的な幸福度が高いということです。

粘り強さや忍耐強さを持っていた方が精神的に安定していて幸福度が高いということでしょうか。


もう一つ、気になったのが、子は親の姿をみて育つので、

「自分が人生の目標に対してどれぐらいの情熱と粘り強さをもって取り組んでいるか」

を見せるのがとても大切で、

「子供が自分を手本にしたくなるような育て方をしているか」

を常に自問自答しなければならないということです。


子供を自分の活動に参加させることはとても良い背中を見せる機会になるそうなので、色々な活動に子供を連れて行くのが良いと思います。


これについて、丁寧にまとめてある2019年のネットニュースを引用させてもらいます。

昨年、MIT(マサチューセッツ工科大学)の研究チームが「幼児は、大人を見ることによって、忍耐の価値を学ぶことが出来る」という実験結果を公表したそうです(AP通信)。それは、「子供たちに一生懸命な姿を見せることで、子供たち自身も物事に一所懸命に取り組むようになる可能性がある」ということでした。
実験は、生後約15ヵ月の赤ちゃん262人に対して、大人が透明なプラスチックケースに入った玩具を取り出す様子を見せて、その後、別の玩具で様子を観察するというもの。赤ちゃんを二つのグループに分けて玩具を取り出す様子を見せるのですが、一つのグループには「なかなか取り出すことが出来ずに、30秒間奮闘して取り出す様子」を、もうひとつのグループには、「すんなり取り出す様子」を見せます。
次に、赤ちゃんには、布で覆った箱から音楽が流れる様子を見せた上で、自分でも音楽を流してみるように促します。箱には大きな赤いボタンがついていて、押せるようになっているものの、押しても音楽は流れない構造です。
すると、大人が「簡単にクリアした様子を見ていたグループ」よりも、「奮闘した姿を見せたグループ」のほうが、ボタンを押す回数が多く、より努力して音楽を流そうとしていたという結果だったそうです。
子供は、親の姿をまねるといわれますが、「玩具を取り出す様子」をまねしたということではなく、「努力する姿」をまねたということが示されているということでした。さらに、この実験では、玩具を取り出す際に赤ちゃんに話しかけたりしながら積極的にかかわりを持つと、学びの効果がさらに高まったということです


実際はなかなか粘り強く努力する姿は伝わりにくいもので、特に父親は働いている姿を見たことがないということもあります。

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そして、働いているところを見たことがあっても、なかなか追いかけたいと思ってもらえていない。

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このご時世が多くの子供たちが自宅で仕事する親の姿を目にしていると思いますが、仕事に取り組む姿勢とか、粘り強さをしっかりと背中で伝えていけたらいいですね

そういう積み重ねで人も社会も成熟していくのかなと感じます


背中で見せる親の姿、大切ですね

愛すべきものを守るためにひとり旅立つ強き人がいる
何をゴールに何を支えに走る弱き僕はただその背中見ている


ノムさんのように母の背中が原動力となった人もいます



〇参考記事



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