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ナンバープレートとプライバシー


YouTubeの動画を見ていて、ふと気になったのですが、

ナンバープレートにぼかしを入れている動画が結構あります。

テレビとかのニュース見ると、ぼかしを入れてなかったりすることもあります。

そこで、ナンバープレートにはぼかしをいれる必要があるのか調べてみました。


○ナンバープレートは個人情報なのか

まずナンバープレートが個人情報に当たるのかを調べてみました。

こちらが総務省の見解です。

「ナンバープレートの番号からその登録名義人を照会することは容易ではないことから、個人識別性を欠き、「個人情報」には該当しないと考えられる。」

意外かもしれませんが、ナンバープレートは個人情報に当たらないのです。


○なぜナンバープレートは個人情報に該当しないのか?

実はこれには、法律が関わっています。

というのも現在は、所有者名、住所といった登録情報の提供が受けられないようになっているからだ

これは、2007年11月より、個人情報の保護、車両の盗難やストーカーなどの犯罪防止のため、原則として

1 登録番号と車台番号の下7桁の明示
2 申請者の本人確認のため、運転免許証などの身分証明書の提示
3 証明書の具体的な請求理由


の三点が必要となったことによる。

ちなみに、私有地の放置車や民事訴訟で車台番号が不明な場合は、放置状態の写真や訴訟申立書など必要な書類をもってかえることができる。


○ナンバープレートを公開してもいいのか?

ナンバープレートが個人情報に当たらないとはいえ、それを公開されることに不快感を覚える人はいる。

さらに、知人から行動の特定をされてしまうこともあるので、やはりぼかしを入れるのがマナー、ネチケットといったところです。

一般的に、ニュース番組など一度きりのものはぼかしを入れないことがあるが、

YouTubeなど動画や画像が残り続けるものはぼかしを入れるのが普通のようだ。

その観点からすると、SNSにアップする写真にもぼかしを入れた方がいい、ということになる。


○ナンバープレート厳格化

ちなみに、2021年4月からナンバープレートの取り付け角度などが厳格化されるそうです。

モーターショーなどドレスアップ車が集まる会場近くには、よく警察が張っていて止められている人を見かけますが、来年はそうした光景を多く目にしそうですね。


○ナンバープレートは英語でなんというか?

ナンバープレートは英語でLicense plateです。


ナンバープレートを注意してみてみましょう。




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