未完成の傑作よりも、完成した駄作を。

 なんだか仰々しいタイトルではありますが、深刻なことでは何もなく、ただ書いたものを未完成のまま放っておくのは良くないなと、反省したという次第であります。

 何があったかと言いますと。

 私「エブリスタ」という小説投稿サイトにもアカウントを作っております。しかし繋がる人も読む人も殆どいない虚無への投げかけに等しい状況でございますから、気楽に好き勝手していたわけですけれども……そんな状況のなかで、私の書きかけの小説に、毎日スター(noteでいう、スキのようなものですね)を送ってくださる方が1人、いらっしゃるのでございます。noteではスキは1人ひとつですが、エブリスタでは日が変われば再び送れます。故に、今では私のその小説にはおよそ100個のスターが送られ、しかしその殆ど全てが1人から送られたものであるという、なんとも不思議な状況がつくりだされておりました。

 比較的コンスタントに更新していた時期はまだしも、一ヶ月以上放ったらかしにしていたにも関わらず、通知を見ますとその方からのスターが途切れることは無かったようで。

 元々一度送り始めたら全ての作品にスターを送り続ける習慣のある方なのかも知れませんし、やめどきを見失っているだけかもしれません。しかしながらだんだん、更新をやめるんじゃない、死んでも完結させろというメッセージに思えて参りまして、その方お一人のためにでも書かねばなるまいと、そう感じました。

 感じはしてもそれが持続しないのが悪い癖。ですから自戒を込めて、記事として投稿してしまえという魂胆です。長編はどうも苦手で、一万字くらいが限度な私ではございますが、書きます。きっと完結させます。

 作品をきちんと完成させられる全ての作者様に尊敬を込めて。

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