火屋 朔

短い小説、本の感想など書きます。ヘッダー画像は私の本棚です。
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物語詩 「花蝶の病」

その花野に入ってはならぬ  掟を破って拾った子  子どもを亡くした可哀な母の  優しい手に縋った赤子  子等の名前はラファとリタ  似ても似つかぬ双子の娘  ラファ…

noteで本の感想を書くと時間がかかって仕方ない。でも楽しい。140字でまとめるよりもテンションが高い文になる。

未完成の傑作よりも、完成した駄作を。

なんだか仰々しいタイトルではありますが、深刻なことでは何もなく、ただ書いたものを未完成のまま放っておくのは良くないなと、反省したという次第であります。  何があ…

宮田珠己『いい感じの石ころを拾いに』感想

こちら、小説ではありません。紀行エッセイです。何が目的の旅かというと、タイトル通り「いい感じの石ころ」を拾うのです。素敵すぎます。  全国さまざまな海岸をめぐり…

「花蝶の病」 縦書きver

先の投稿にて、物語詩と銘打って(正しいのか自信はありません)作品をひとつあげたわけですが、このnoteの書体で横書きにすると歌詞感が強い。 歌うよりは音読していただく…

短編 「Sphenoidの話」

人の頭の骨に、蝶形骨というのが有るのだという。外から眺めたのでは一寸判らないが、頭の真ん中に埋まっているそうである。 「それは本当に蝶のような形をしているの。え…