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Kindleポイント50%還元セール対象の個人的おすすめミステリ【2024年9月26日まで】

好きな作品が何作かセールの対象になっていたので、おすすめをまとめたページを作ってみました。
セールは2024年9月26日(木)23時59分までやってるみたいです。
※本の価格やポイント還元の状況など、最新情報はAmazon公式サイトを確認してください。
※本記事のリンクはAmazonアソシエイトを使用しています。


方舟 / 夕木春央

友人と従兄と山奥の地下建築を訪れた柊一は、偶然出会った家族と地下建築「方舟」で夜を過ごすことになった。翌日の明け方、地震が発生し、扉が岩でふさがれ、水が流入しはじめた。
いずれ「方舟」は水没する。そんな矢先に殺人が起こった。だれか一人を犠牲にすれば脱出できる。タイムリミットまでおよそ1週間。
生贄には、その犯人がなるべきだ。――犯人以外の全員が、そう思った。

方舟 : Kindleストア

久々に「脳が痺れる」という体験をした作品。
読んだ後は絶対に誰かと感想を話したくなる。
できるだけ事前情報を入れずに読んでほしい。
難解な表現がほとんどなく、かなり読みやすいのでミステリ初心者にもオススメ。
読者専用ネタバレ解説サイトも必読。

十角館の殺人 / 綾辻行人

十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の7人が訪れた。館を建てた建築家・中村青司は、半年前に炎上した青屋敷で焼死したという。やがて学生たちを襲う連続殺人。ミステリ史上最大級の、驚愕の結末が読者を待ち受ける!

十角館の殺人〈新装改訂版〉: Kindleストア

ミステリ小説といえば十角館。タイトルは聞いたことあるという人は多そう。
ミステリって、面白い!!!」と改めて思えた作品。
この本を読んだことがきっかけで、自分の中でのミステリ小説ブームが再始動した。

ただ、ミステリをたくさん読んだ後だとトリックに拍子抜けしてしまう気がしたので、ミステリに馴染みが無い内に読むのがオススメ。

爆弾 / 呉勝浩

自称・スズキタゴサク。

取調室に捕らわれた冴えない男が、
突如「十時に爆発があります」と予言した。

直後、秋葉原の廃ビルが爆発。
爆破は三度、続くと言う。

ただの“霊感”だと嘯くタゴサクに、
警視庁特殊犯係の類家は情報を引き出すべく知能戦を挑む。

炎上する東京。拡散する悪意を前に、正義は守れるか。

爆弾 : Kindleストア

スズキタゴサクと警察のお互いの尊厳をかけた舌戦と頭脳戦が面白かった作品。
終盤の盛り上がりがかなり好き。

Kindle版には特典として『法廷占拠 爆弾2』の試し読み増量版が収録されている。

法廷占拠 爆弾2 / 呉勝浩

史上最悪の爆弾魔が囚われた。
そのとき新たな悪が生まれた。

東京地方裁判所、104号法廷。
史上最悪の爆弾魔スズキタゴサクの裁判中、突如銃を持ったテロリストが乱入し、法廷を瞬く間に占拠した。
「ただちに死刑囚の死刑を執行せよ。ひとりの処刑につき、ひとりの人質を解放します」前代未聞の籠城事件が発生した。

スズキタゴサクも巻き込んだ、警察とテロリストの戦いが再び始まる!

法廷占拠 爆弾2 : Kindleストア

『爆弾』の続編となる作品。
実は、この記事執筆中はまだ読んでいる途中なのだが、冒頭からめちゃくちゃ面白い。凄い。
海外で実写映画化されそう。

カラスの親指 by rule of CROW’s thumb / 道尾秀介

人生に敗れ、詐欺を生業として生きる中年二人組。ある日、彼らの生活に一人の少女が舞い込む。やがて同居人は増え、5人と1匹に。「他人同士」の奇妙な生活が始まったが、残酷な過去は彼らを離さない。各々の人生を懸け、彼らが企てた大計画とは? 息もつかせぬ驚愕の逆転劇、そして感動の結末。道尾秀介の真骨頂がここに!

カラスの親指 : Kindleストア

ストーリーがシンプルで理解しやすい、文章が読みやすい、登場人物が少なくて名前が覚えやすいので、ミステリ初心者にオススメしたい作品。
コメディタッチなのでクスッと笑えるシーンも多め。

いけない / 道尾秀介

“写真”が暴くもうひとつの真相。あなたは見抜けるか

各章の最終ページに登場する一枚の写真。その意味が解った瞬間、読んでいた物語は一変する――。二度読み必至の驚愕ミステリ。

いけない : Kindleストア

3つの短編+終章から構成される作品。

各章の最後には一枚の画像が用意されており、それを見れば事件の真相が分かるという仕掛けになっている。
謎がそこまで難しくなく、道尾秀介氏の他作品と比べると暗さがマイルドなのでミステリ初心者にもオススメ。

きこえる / 道尾秀介

あなたの「耳が」推理する。「音」が導く真相に驚愕する。
読者を1ページ目から未知の世界へ連れて行く。

謎が「きこえて」くる。
衝撃が、あなたの耳に直接届く。
物語×音声。小説を立体的に体感する、まったく新しい「謎解き」の新体験型エンタメ、誕生!

突然死んでしまったシンガーソングライターが残した「デモテープ」。
家庭に問題を抱える少女の家の「生活音」。
何十年ぶりに再開した二人の男の「秘密の会話」。
夫婦仲に悩む女性が親友に託した「最後の証拠」。
古い納屋から見つかったレコーダーに残されていた「カセットテープ」。

私たちの生活に欠かせない「音」。
すべての謎を解く鍵は、ここにある。

きこえる : Kindleストア

5つの短編から構成される作品。

作中の様々なタイミングで登場する「QRコード」を読み取ると、真実を紐解くカギとなる「YouTubeにアップされている音声」を聴くことができる
『いけない』『N』といい、道尾秀介氏は色々な表現に挑戦していて凄い。

七回死んだ男 / 西澤保彦

同一人物が連続死! 恐るべき殺人の環。殺されるたび甦り、また殺される祖父を救おうと謎に挑む少年探偵。どうしても殺人が防げない!? 不思議な時間の「反復落し穴」で、甦る度に、また殺されてしまう、渕上零治郎老人――。「落し穴」を唯一人認識できる孫の久太郎少年は、祖父を救うためにあらゆる手を尽くす。孤軍奮闘の末、少年探偵が思いついた解決策とは! 時空の不条理を核にした、本格長編パズラー。

新装版 七回死んだ男 : Kindleストア

自分の思いもよらぬタイミングで同じ日が繰り返されてしまう主人公が、殺人を防ぐために奔走する話。
読みやすくて笑えるシーンが多い上にわかりやすく面白いのでミステリ初心者にオススメ。座布団バトルのシーンが大好き。

人格転移の殺人 / 西澤保彦

突然の大地震で、ファーストフード店にいた6人が逃げ込んだ先は、人格を入れ替える実験施設だった。法則に沿って6人の人格が入れ替わり、脱出不能の隔絶された空間で連続殺人事件が起こる。犯人は誰の人格で、凶行の目的は何なのか? 人格と論理が輪舞する奇想天外西澤マジック。寝不足覚悟の面白さ。

人格転移の殺人 : Kindleストア

人格が不定期で入れ替わる体質になった男女6人。その中で発生する連続殺人事件を描いた話。
同作者の『七回死んだ男』が面白かったので読んだ。こちらも非常に面白かった。スピード感が印象的。

葉桜の季節に君を想うということ / 歌野晶午

かつては探偵事務所で働き、いまは「何でもやってやろう屋」を自称して気ままな生活を送る「俺」成瀬将虎。

ある日、高校の後輩のキヨシの頼みで、彼が密かに惚れている久高愛子の祖父の不審死と、高額で布団や健康食品を売りつける蓬莱倶楽部の調査を引き受ける。

そして同日、駅のホームで飛び込み自殺しようとした女・麻宮さくらを助けたことで、運命の歯車が回り始める――。

葉桜の季節に君を想うということ : Kindleストア

恋愛小説のようなタイトルだが実はミステリ。
終盤の散らばったピースが組み上がっていくスピード感が気持ち良い。
冒頭のアレでドン引きして読むのをやめちゃうのは勿体無い。

密室殺人ゲーム王手飛車取り / 歌野晶午

“頭狂人”“044APD”“aXe(アクス)”“ザンギャ君”“伴道全教授”。奇妙なニックネームの5人が、ネット上で殺人推理ゲームの出題をしあう。ただし、ここで語られる殺人はすべて、出題者の手で実行ずみの現実に起きた殺人なのである…。リアル殺人ゲームの行き着く先は!? 歌野本格の粋を心して堪能せよ。

密室殺人ゲーム王手飛車取り : Kindleストア

殺人鬼たちがリモート通話を繋いで自分たちが実際に作り上げた殺人現場を見せ合い、お互いにどうやって殺したか推理して遊ぶ話。
殺人推理ゲームのための殺人」だから、理由がなくても凝った殺人をたくさん出せるのは発明だと思う。
ちなみに将棋は関係ない。

ハサミ男 / 殊能将之

美少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。3番目の犠牲者を決め、綿密に調べ上げるが、自分の手口を真似て殺された彼女の死体を発見する羽目に陥る。自分以外の人間に、何故彼女を殺す必要があるのか。「ハサミ男」は調査をはじめる。精緻にして大胆な長編ミステリの傑作! 【2005年公開映画「ハサミ男」原作】

ハサミ男 : Kindle

自分の手口を真似てターゲットを殺された殺人鬼「ハサミ男」が犯人探しを行う話。
私は文章にやや癖あるように感じた。終盤のスピード感が好き。

すべてがFになる THE PERFECT INSIDER / 森博嗣

孤島のハイテク研究所で、少女時代から完全に隔離された生活を送る天才工学博士・真賀田四季。彼女の部屋からウエディング・ドレスをまとい両手両足を切断された死体が現れた。偶然、島を訪れていたN大助教授・犀川創平と女子学生・西之園萌絵が、この不可思議な密室殺人に挑む。新しい形の本格ミステリィ登場。

すべてがFになる THE PERFECT INSIDER : Kindleストア

トリックの衝撃はもちろん、天才たちの尖った会話が魅力的。
理系の人には刺さりやすいと思う。
1996年の作品なのにAIやVRなどが出てきて古臭さを感じないのも凄い。

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